「新しき村」の百年 “愚者の園”の真実 新潮新書

前田速夫

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784106107436
ISBN 10 : 4106107430
フォーマット
出版社
発行年月
2017年11月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
追加情報
:
224p;18

内容詳細

一世紀前、武者小路実篤を中心として「新しき村」が創設された。戦争や暴動など国内外が騒然とする時代にあって、「人類共生」の夢を掲げた農村共同体は、土地の移転、人間関係による内紛、実篤の離村と死没など幾度も危機にさらされながらも、着実な発展を遂げていく。平成以降、高齢化と収入減のため存続が危ぶまれるなか、世界的にも類例のないユートピア実践の軌跡をたどるとともに、その現代的意義を問い直す。

目次 : 1 「坊っちゃん」登場―白樺派の闘将・武者小路実篤/ 2 つのる社会不安/新しき村誕生/ 3 知識人の冷笑/実篤離村/ダム湖に沈む/ 4 東の村への移住/東京支部の活動/ 5 戦中戦後の実篤/ 6 自活達成と実篤没後の村/ 7 押し寄せる超高齢化の波/ 8 ユートピア共同体の運命/液状化する世界/ 9 ポスト・モダンの帰農/ 10 創立百年を超えて―人類共生の夢

【著者紹介】
前田速夫 : 1944(昭和19)年、福井県生まれ。民俗研究者。東京大学文学部英米文学科卒。文芸編集者として武者小路実篤をはじめ多くの作家を担当。「新潮」編集長を務めた。主な著書に『余多歩き 菊池山哉の人と学問』(読売文学賞受賞)など(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • 壱萬弐仟縁冊 さん

    実篤が激賞したのは、ダ・ヴィンチ、ミケランジェロ、ラファエロ、デューラー、ルーベンス、レンブラント、ゴヤ、ブレイク、ミレー、セザンヌ、ロダン、ゴッホ、ルオー、ピカソ、牧谿(もっけい)、梁楷(りょうかい)、石濤、八大山人などの中国画、雪舟・大雅・鉄斎などの日本の水墨画(34頁)。人間らしい生活と云うのは、人類の一員としてこの世に生活してゆくのに必要なだけの労働を先ず果して、其他の時間で自分勝手の仕事をしようと云うのだ(44頁)。 「一個の人間」:「自分は一個の人間でありたい 誰にも利用されない 

  • 小鈴 さん

    2018年11月14日で「新しき村」は100周年を迎える。武者小路実篤の新しき村、あの村はフィクションではなく実際に作られ、そして今でも存続している!。1918年社会不安が高まっていたが夢のあった時代。あれから100年。私たちには新しい社会のイメージがない。目指すべき夢がない。そこには隅々まで浸透した資本主義の論理しかない。「会員同士は互に命令することはできない」という鉄則。コミューンの陥りがちな全体のための個の犠牲を拒絶し、個あっての全体の徹底。しかし、そんな村も消えつつある。再生産は難しい。

  • 双海(ふたみ) さん

    自分の卒論に引用した、何度も読んだことのある文章に再び出会うことができた。なつかしい感じがする。卒論は手書きだったため本当に大変だった。250枚くらい書いた。巻末の付録(武者さんのブックガイド・村の略年譜・村内外会員名簿・村のパンフレット)が驚くほど充実している。2次史料としての価値あり。

  • kawa さん

    私が中高校生のころはまった武者小路実篤氏。氏が構想し実現した「新しき村」。当時、大いに興味をそそられたのだが、まさか、未だにその村が続いていたとは、びっくり、その持続力に敬意。本書はその村の100年に渡るレポート、興味深くは読ませてもらったが、内容的には、さらりと流したという感じ。現在の世の閉塞状況を嘆き、今こそ「新しき村」的なるもの必要だと言う著者の論も、何となく凡庸で響くものが無くて残念。

  • 螢 さん

    そもそも「新しき村」が今も存在してるとは、本書を読むまで知らなかった。前半〜中盤あたりまでは楽しく読んだけど、終わりへ向かうに従ってどんどん暗い気持ちになっていった。武者小路実篤という強烈な求心力を失ったことも大きいのでは。個性の実現や理想の生活がなされたかは、分からない。結局のところ私は傍観者なのだから。

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