前川喜平 教育のなかのマイノリティを語る 高校中退・夜間中学・外国につながる子ども・LGBT・沖縄の歴史教育

前川喜平

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784750347141
ISBN 10 : 4750347140
フォーマット
出版社
発行年月
2018年09月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
追加情報
:
271p;19

内容詳細

面従なしの本音トーク!

目次 : 1 高校中退―学習言語を習得できない子どもたち 青砥恭×前川喜平(埼玉の職業高校教員が出発点だった/ 学びの多様化とは ほか)/ 2 夜間中学―歴史・意義・課題 関本保孝×前川喜平(3年のつもりが36年/ ネパール人生徒が増えている ほか)/ 3 外国につながる子ども―「いいものがいっぱい」ある多文化教育 善元幸夫×前川喜平(日本語学級教員としてのスタート/ 「日本人」とは何か ほか)/ 4 LGBT―マイノリティの生きやすさとは 金井景子×前川喜平(アライのステッカー/ 「あいだにいる子はおき去りですか」 ほか)/ 5 沖縄の歴史教育―平和教育をつくりかえる視点 新城俊昭×前川喜平(なぜ、沖縄の歴史教師になったか/ 沖縄史から、日本史が立体的に見える ほか)

【著者紹介】
前川喜平 : 1955年奈良県生まれ。東京大学法学部卒業後、1979年文部省(現・文部科学省)入省。文部大臣秘書官、初等中等教育局財務課長、官房長、初等中等教育局長、文部科学審議官を経て2016年、文部科学事務次官。2017年に退官。同年5月、加計学園の獣医学部新設について「行政が歪められた」と発言。現在、夜間中学のスタッフとして活動中

青砥恭 : 元埼玉県立高校教諭。現在、NPO法人さいたまユースサポートネット代表、全国子どもの貧困・教育支援団体協議会代表幹事、明治大学講師。「子ども・家庭・学校」に関するコラムを朝日新聞に「まなぶ」「はぐくむ」シリーズで5年にわたって連載している

関本保孝 : 1954年生まれ。1978年墨田区立曳舟中学校夜間学級着任。以後、2014年まで夜間中学教員。現在、基礎教育保障学会事務局長、えんぴつの会及びピナット学習支援ボランティア

善元幸夫 : 1950年生まれ。1973年、江戸川区立葛西小学校(日本語学級)で中国・韓国からの残留孤児2世の孤児に日本語教育を担当。1995年「日韓合同授業研究会」を作り、日本・韓国・中国の国際交流研究会を開催し、ベトナムの多言語教育にも関わり現在にいたる。2003年、新宿区立大久保小学校日本語国際学級に赴任し、ニューカマーの子どもたちの教育を担当する。琉球大学、立教大学、目白大学、東京学芸大学の非常勤講師

金井景子 : 1957年大阪生まれ。早稲田大学大学院文学研究科博士課程後期満期退学。小学生向けの塾講師をはじめ、中学、高校、大学、専門学校、社会人向け講座など、さまざまな場所で「国語」と「文学」を教えてきた。亜細亜大学教養部助教授を経て、1999年より早稲田大学教育学部国語国文学科教授。日本近・現代文学、ジェンダー論

新城俊昭 : 1950年沖縄生まれ。1974年、教職に就く。1995年に沖縄歴史教育研究会を立ち上げ、沖縄歴史と平和教育を高校教育に根づかせる運動を進める。沖縄県平和祈念資料館元監修委員、「沖縄全戦没者追悼式典」NHKゲストコメンテーターなどを務める。現在、沖縄大学客員教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • sonettch さん

    この本の中で取り上げているマイノリティは、「高校中退・夜間中学・外国につながる子ども・LGBT・沖縄の歴史教育」の5つである。それぞれの分野の専門家との対談集でありとても読みやすいので、入門にはとてもよい。くわしくは巻末のプロフィールで紹介されている本に進めばよい。5つとも重要だが、個人的には「外国につながる子ども」と「沖縄の歴史教育」が特に興味深かった。

  • へいちゃん さん

    第1章の青砥氏(「ドキュメント 高校中退」著者)との対談だけでも読んでほしい。 青砥氏は高校教師として、ドロップアウトしそうな子どもたちを地元で働く大人にして、コミュニティを作り上げてきたのだ。単にリベラル派教師、と言って済ませては私たちは何かを取りこぼす。 前川氏は、私たちの目をマイノリティに向けさせる、人寄せパンダの役割を買って出ているのだろう。 現役を退いた彼にできることは多くはないし、現役時代の不正や不作為は無には出来ないのだけど、パンダの役割は役割でしっかり果たして欲しいと思う。

  • ぼのぼの さん

    LGBTの部分の話は、とても興味深いことが多くて新たな学びをたくさん得られました。

  • モスクワ さん

    外国ルーツの子どものことを知りたいという動機で読んだが、やはり親に連れられて日本にくる子どもは気の毒だと思った。日本語ができないことで周りから下に見られ、差別される。総合学習やクラブ活動で母語維持教育の時間を取るとそういった子どもたちが精神的に安定する、というのはなるほどと思った。 文科省の前事務次官の本と思ってたがほとんど対談相手が話してる。前川さんはそれに合いの手を入れてる感じ。でも文科省側の事情の説明をしたり貴重な意見もちょこちょこ聞ける。歴代の施策、関連法や数字の裏側みたいな話が面白い。

  • sansirou さん

    前川さんの本を読むと、もっと自分も頑張らなくちゃ!と思う。自分には何ができるのか、本気で考えよう。

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