冷泉家 八〇〇年の「守る力」 集英社新書

冷泉貴実子

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784087207040
ISBN 10 : 4087207048
フォーマット
出版社
発行年月
2013年08月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
追加情報
:
189p;18

内容詳細

冷泉家は藤原俊成・定家の血を引く「和歌の家」として、その伝統と文化を京都の地で今日まで守り続けている。冷泉家の長女として生まれた著者によれば、冷泉家には「大事にせんとバチが当たる」「相変わらずで結構」など、独特な伝統・文化継承の秘訣があるという。当主夫人でしか語りえない代々のエピソードをもとに、急速に変化する現代社会の中で、我々が時代に流されず生きるためのヒントとなる“公家の知恵”、冷泉家八〇〇年の「守る力」を明かす。

目次 : 第1章 大事にせんとバチが当たる―守り伝えられてきた『明月記』/ 第2章 そこそこやから続いてきた―「歌の家」の八百年/ 第3章 「昔からそうしてきたから」でけっこうやないですか―公家の三百六十五日/ 第4章 知識も物産も情報もまとめて収めて―蔵こそ公家の生命線/ 第5章 “型”が守り、伝えるもの―「文化」の威力、底力/ 第6章 “これはお金の問題やない”―冷泉家の四季と行事/ 第7章 しなやかに強く。「相変わらず」ならけっこうや―冷泉家の人々

【著者紹介】
冷泉貴実子 : 1947年、藤原俊成・定家を祖とする「和歌の家」冷泉家二四代為任の長女として生まれる。二五代当主・偽人夫人。公益財団法人冷泉家時雨亭文庫常務理事、事務局長(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • mitei さん

    京都の公家の家で冷泉家の現当主の著者が冷泉家のことを書いた一冊。中々含蓄のある話を聞けて良かった。京都人にとっても面白かった。

  • アキ さん

    藤原定家が写本の源氏物語「若紫」が都内で発見され「冷泉家時雨亭文庫」が鑑定し昨日発表された。現在の源氏物語は室町時代の本に従っているので、約200年もさかのぼることになる。教科書も書き換えられるかもしれない発見。冷泉家は藤原定家の孫が名乗り著者は28代目。ブラタモリ京都でチラッと写った屋敷は「現存する最古の公家住宅」国の重要文化財。藤原俊成、定家を和歌の神とあがめ、幾多の戦火をくぐり抜け「明月記」など800年も守り抜いてきた。「相変わらず」に価値を見出す冷泉家、今から数百年も蔵と共に伝統文化を守って欲しい

  • クラムボン さん

    著者の冷泉貴実子さんは冷泉家の長女。婿養子の為人氏が25代目になる。冷泉家だけが京都御所の北側に「公家屋敷」そのままの姿でそこに住まわれる。先祖には俊成と定家が居り、代々公家の年中行事を継承している。天皇が東京に遷御しても京都に残ったのは、古今集、明月記など国宝5点を含む「御文庫」を守るため。著者は「歌」について、和歌と短歌は別物だと言う。明治以降の短歌は「人と違う自分の感覚の表現が軸」。反して和歌は「自分を出さない。型の表現で心の交流をする」 霞の中にあった王朝の歌が私にも分かりそうだな気がしてきた。

  • matsu04 さん

    こんな凄い家(と言ってよいのだろうか?)が大学のすぐ近くにあったのに、学生時代は特別な関心を抱けなかったことが今となっては残念。

  • Humbaba さん

    そのもの自体は変化せずとも、それに対する評価は変化していく。とても貴重なものと考えられることもあれば、そんな古いものはもはや必要ないと考えられることもある。例えどのような時代であったとしてもその貴重なものを守りぬくためには、そのもの自体に神性を持たせることが最も効果的な手段となるだろう。

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人物・団体紹介

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冷泉貴実子

昭和22年、冷泉家第24代為任の長女として京都市に生まれる。第25代為人夫人。京都女子大学文学部東洋史学科(日本史)卒業。同大学院修士課程修了(日本史専攻)。現在、公益財団法人冷泉家時雨亭文庫常務理事。冷泉家和歌会で冷泉流歌道を指導、各地でも和歌に関する講演などを行っている(本データはこの書籍が刊行

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