戦の国 講談社文庫

冲方丁

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784065206287
ISBN 10 : 4065206286
フォーマット
出版社
発行年月
2020年08月
日本
追加情報
:
416p;15

内容詳細

一五六〇年、桶狭間の合戦前夜。緊張感漂う清洲城で、織田信長は扇子を手に敦盛を舞い、静かにある決意を固めていた。やがて信長は一つの作戦を示す。あまりの無謀さに家臣の猛反対にあう中、信長だけに見えていた勝利への道筋とは(覇舞謡)。動乱の時代を駆け抜けた六将の目を通して“戦国”を活写した連作短編集。

【著者紹介】
冲方丁 : 1977年岐阜県生まれ。1996年『黒い季節』で第1回角川スニーカー大賞金賞を受賞しデビュー。2003年『マルドゥック・スクランブル』で第24回日本SF大賞、2010年『天地明察』で第31回吉川英治文学新人賞、第7回本屋大賞、第4回舟橋聖一文学賞、第7回北東文学賞、2012年『光圀伝』で第3回山田風太郎賞を受賞。マンガ原作やアニメ脚本も手がけるなど、様々なジャンルで活躍している(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • hit4papa さん

    桶狭間の戦いから大阪夏の陣まで、六人の戦国武将のターニングポイントを捉えた作品。主人公は、織田信長、上杉謙信、明智光秀、大谷吉継、小早川秀秋、豊臣秀頼です。様々な作品で語り尽くされているので、歴史小説ファンからするとハードルが高いテーマです。本作品集は、主役たちのモチベーションに光を当て、通説とは異なる解釈を持ち込んでいます。結果は覆すことができない歴史に如何にオリジナリティを表現するかが著者の腕の見せ所なら、本作品は成功していると言えるでしょう。登場人物らの心の機微に感動すら覚える純文学的な作品集です。

  • 大阪魂 さん

    解説読んだら「決戦シリーズ」ってゆーのがあって各作家さんが戦国武将を割り振られてその武将主人公の短編を書いてはったみたいなんやけど、そのうち冲方さん担当の短編を歴史順に並べて連作短編集にしはった本!主人公は桶狭間の織田信長、川中島の上杉謙信、本能寺の明智光秀、関ヶ原の大谷吉継・小早川秀秋、大坂の陣の豊臣秀頼!どれも新解釈な人物像ばっかりで楽しかったのと、戦に大事なんは「道」と「神がかり」そして兵、財、大義、信仰や!ってテーマで統一されてたん斬新やった!吉継の話が1番好き!あと秀頼、ほんまは名君やったんや!

  • 紫陽花 さん

    @覇舞謡(織田信長)、A五宝の矛(上杉謙信)、B純白き鬼札(明智光秀)、C燃ゆる病葉(大谷吉継)、D真紅の米(小早川秀秋)、E黄金児(豊臣秀頼)の6つの短編集で構成されています。それぞれは全く違う話なのですが、「道」という言葉で繋がっていました。私として最も気に入った作品は「覇舞踊」。桶狭間の戦いをするに当たり入念に準備し、気魄を持って前に進む信長の姿が描かれていて、読んでいてパワーをもらいました。

  • 金吾 さん

    ○6人の武将の内面を独白する形で進んでいきます。人間関係の切り口が独特であり面白かったです。「純白き鬼札」「深紅の米」「黄金児」が良かったです。

  • ぜんこう さん

    織田信長、上杉謙信、明智光秀、大谷吉継、小早川秀秋、豊臣秀頼。これらの武将を主人公にした短編。「道」が重要なポイントとして初出誌のものに加筆修正されたらしい。すごく読みやすいし視点もおもしろい。たぶん豊臣秀頼の視点での小説は初めて読んだかもしれない。

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人物・団体紹介

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冲方丁

1977年岐阜県生まれ。96年大学在学中に「黒い季節」で第1回スニーカー大賞金賞を受賞しデビュー。以後、小説のみならず、ゲーム、コミック、アニメと活動を広げる。2003年『マルドゥック・スクランブル』で第24回日本SF大賞、10年『天地明察』で第31回吉川英治文学賞、第7回本屋大賞、第4回舟橋聖一文

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