十二人の死にたい子どもたち

冲方丁

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784163905419
ISBN 10 : 4163905413
フォーマット
出版社
発行年月
2016年10月
日本
追加情報
:
404p;20

内容詳細

廃業した病院にやってくる、十二人の子どもたち。建物に入り、金庫を開けると、中には1から12までの数字が並べられている。この場へ集う十二人は、一人ずつこの数字を手にする決まりだった。初対面同士の子どもたちの目的は、みんなで安楽死をすること。病院の一室で、すぐにそれは実行されるはずだった。しかし、十二人が集まった部屋のベッドにはすでに一人の少年が横たわっていた。彼は一体何者なのか、誰かが彼を殺したのではないか。このまま計画を実行してもいいのか。この集いの原則「全員一致」にのっとり、十二人の子どもたちは多数決を取ろうとする。俊英・冲方丁がデビュー20年目にしてはじめて書く、現代長編ミステリー!性格も価値観も環境も違う十二人がぶつけ合う、それぞれの死にたい理由。彼らが出す結論は―。

【著者紹介】
冲方丁 : 1977年岐阜県生まれ。96年『黒い季節』でスニーカー大賞金賞を受賞し、デビュー。2003年『マルドゥック・スクランブル』で日本SF大賞、10年『天地明察』で吉川英治文学新人賞、本屋大賞などを受賞。12年『光圀伝』で山田風太郎賞を受賞。漫画の原作、アニメやゲームの脚本など、小説以外の分野でもその才能を発揮している(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

ユーザーレビュー

総合評価

☆
☆
☆
☆
☆

0.0

★
★
★
★
★
 
0
★
★
★
★
☆
 
0
★
★
★
☆
☆
 
0
★
★
☆
☆
☆
 
0
★
☆
☆
☆
☆
 
0

読書メーターレビュー

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

powered by

  • starbro さん

    冲方丁は、新作中心に読んでいる作家です。著者初のミステリという触れ込みですが、冲方丁版、21世紀の「十二人の怒れる男」といったところでしょうか?群像劇として、そこそこ面白い材料が揃っていると思いますが、ドラマと捻りが足りない気がします。エンディングも想定内で、期待の割には少し残念です。

  • 遥かなる想い さん

    奇妙な物語だった。 学校を舞台にした密閉空間の物語は 多いが、この物語の舞台は廃業された病院である。この非日常的な空間に十二人の子どもが 集まり、安楽死を目指す.. 各人が事情を抱え、自殺を目指すが、 やはり人数が多すぎて 発散しがちの印象が強い .. 最後は著者の意図らしきものが 垣間見られたが あっけない終わり方だった。

  • マ・クベ さん

    期待どおり!期待外れの結末?長かったし、複雑でした。途中で挫折しそうでしたが、最後まで読んで、こんなに400ページも必要かと疑問に思いました。もっと短く簡潔の方が読みやすく、後味もすっきりするのでは?

  • だんじろー さん

    筆者のやろうとしていることは十分分かる。分かるけれども、様々な“動き”が果たして成立しているのか否かが怪しい感じ。まあ、ミステリなんでギリギリでも可能性があれば良しとするんだけどね。そんなことより、目次はどうなの? ミステリ読みには不要じゃない? なんてことを本気で心配した。少年少女たちの書き分けについては、さすがの手練れ。

  • 羽衣 空 さん

    12人の登場人物(正確には13人)全員の把握までにだいぶ時間がかかってしまった。全員名前カタカナだしね。最後のアンリの自殺動機があまりにも唐突でかなり違和感有り。結局ハッピーエンドなのかな?1番の悪はサトシ?他人の命で遊んでいる感。

レビューをもっと見る

(外部サイト)に移動します

人物・団体紹介

人物・団体ページへ

冲方丁

1977年岐阜県生まれ。’96年『黒い季節』で角川スニーカー大賞金賞を受賞し、デビュー。2003年『マルドゥック・スクランブル』で日本SF大賞、’10年『天地明察』で吉川英治文学新人賞、本屋大賞、’12年『光圀伝』で山田風太郎賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

プロフィール詳細へ

文芸 に関連する商品情報

おすすめの商品

HMV&BOOKS onlineレコメンド