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ISBN 10 : 406518746X
Content Description
人間の「理性」「知性」を最も重要な心の働きとする、プラトン以来の西洋哲学における真理探究型の思考。一方、イギリス・ロマン主義から始まり、「想像力」をすべての思考の根本と捉えるエマソン〜ニーチェ〜ハイデッガー〜ローティへの思想の流れ。真理への接近を図る哲学から、開かれた思考を目指す哲学へ、理性主義の系譜を検証し、創造への新たな可能性を探る。
目次 : 第1部 決別(プラトンとの決別―理性に対する想像力の優位/ エマソンとニーチェ―反プラトン主義と新たな円/ ハイデッガーの二面性―「思索」と「存在」)/ 第2部 理由(プラトン的真理観は、どうして機能しないのか―クワイン=デイヴィドソンの言語哲学の観点から/ 原型的経験論に対する二つの誤解―感覚与件の神話と、ロックに見られる創造的人間観)/ 第3部 仮説(デカルト―仮説ベースの基礎づけ主義/ カント―見せかけの中立性と知の硬直化)/ 詩としての哲学―桎梏からの解放
【著者紹介】
冨田恭彦 : 1952年、香川県生まれ。京都大学大学院文学研究科博士課程研究指導認定退学。博士(文学)。京都教育大学助教授、ハーバード大学客員研究員、京都大学教授を経て、京都大学名誉教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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