新資料解読 ウルトラセブン撮影日誌

円谷プロダクション

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784835455259
ISBN 10 : 4835455258
フォーマット
出版社
発行年月
2017年09月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
追加情報
:
336p;22

内容詳細

商品内容
『ウルトラセブン』はこうして撮られていた!
2017年秋、50周年を迎える『ウルトラセブン』---
『ウルトラマン』のヒーロー性を引き継ぎながら、その物語に込められた人類への深い洞察と、
スタイリッシュなデザイン性によって、いまだ根強い人気を誇る昭和を代表する傑作特撮ドラマだ。
CGなど、それこそ空想の産物でしかなかった時代、
円谷プロの現場の様子を、新資料となる当時の撮影日誌から解読する!!

新発見!
円谷プロの倉庫で偶然見つかったのは、1967年10月から1968年9月にかけて放送された『ウルトラセブン』の撮影現場で、在りし日ののスタッフたちが日々綴った業務日誌の束でした。
「ウルトラマン・シリーズ」のなかでも、最もコアなファンを持つとも言われる『ウルトラセブン』。地球に来訪するさまざまな宇宙人たちに、時には迷い悩み、時には怒り、時には悲しみを抱きながらも対峙するウルトラセブン=モロボシ・ダンに、気丈で麗しきアンヌ隊員。ひたすらシャープなウルトラ警備隊のメカ、ポインター、ウルトラホーク、マグマライザー。個性あふれるフォルムの侵略者、中空に浮かぶチブル星人、合体ロボの元祖キングジョー、ちゃぶ台で胡坐をかくメトロン星人。少年たちの誰もが真似したウルトラアイでの変身ポーズ。わくわくするアイディアのカプセル怪獣。そして、今でも考察に値する深遠なテーマ。
そんな、魅力を挙げていったら切りがない『ウルトラセブン』の現場の様子を、あなたは知りたくはありませんか?

今回発見された資料=撮影日誌は、厚紙を表紙に黒紐でまとめられたものが10束、1,500枚近くにもおよびます。
本編班とA・Bふたつの特撮班ごとに分けられた分厚い書類の束には、何月何日どこでどんな撮影をしたのか。どの俳優が何をして、どんな宇宙人がなにを壊したのかといった報告が、(残念なことにすべての話数についてのものがそろってはいませんでしたが)毎日毎日詳細に記されていたのです。
セブンと宇宙人が戦う特撮班現場、ダンやアンヌが活躍する本編班現場で、50年前の円谷プロのスタッフは何を経験したのでしょうか。

読みやすいように、日誌に記されていた内容をテキスト化してとりまとめ、話数ごとに編集。もちろん、貴重な日誌そのものも画像としてたっぷり収録されます。
読めば、実相寺昭雄や円谷一や飯島敏宏といった監督陣がどの場所でカメラを回していたのか、高野宏一、的場徹、大木淳ら特技監督たちがどんな苦労をしていたのかを垣間見ることができる-- 特撮マニアなら、いや一度でも怪獣や宇宙人に魅せられたことのある、かつて少年だったあなたにとっては垂涎の的となるのが受けあいの一冊です。

※カバー画像は、実際のものとは異なる仮のものです。

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読書メーターレビュー

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  • Bugsy Malone さん

    偶然円谷プロの倉庫から発見された撮影日誌。本編・特撮という2班に別れそれぞれが2話撮り、タイトなスケジュールの中で朝から晩まで時には徹夜をしながら各話完成まで漕ぎ着ける。単に日誌を掲載しているだけなのに、そこからは正に帯にある様な「1967年、あの日、あの時、あの場所ー空想を造った男たち」の一日一日が見えてくる。この日にあのシーンを、実相寺監督にはスタッフも面食らったのかぁ、おっ!マヤとのシーンはオイラの5歳の誕生日じゃないか!等ととても感慨深い。そしてこの日誌をそのまま書籍とした英断、敬服いたしました。

  • keroppi さん

    「ウルトラセブン」の撮影日誌。こんな記録が残っていたなんて。その日誌をそのまま何の脚色もせず掲載している。そこから見えてくる撮影現場の実態。朝から晩まで、時には朝まで、本編班と特撮班が毎日のように撮影し続けている。現場の熱気が伝わってくる。撮影されたシーンを思い出しながら、読み進めた。実相寺組の最初には、撮り方が特殊でスタッフが戸惑っている様子まで書かれている、特撮班の現場に、円谷さんがやって来たこともあるようだ。それにしても、この詳細な記録からも12話は削除されているのが、悲しい。

  • PAO さん

    伝説の特撮ドラマ「ウルトラセブン」の撮影日誌の大部分が現存していただけですごいことだと思います。最初の数話の記録がないのは残念ですが、最終話の記録「クランクアップにふさわしく快晴に恵まれスタッフの動きも一段と充実…スタッフの皆さん大変おつかれさまでした。」という記事には厳しい日程と予算の限界をくぐり抜けてこの傑作を世に送り出した方々の熱気と思いが今なお伝わってくる様です。放送時より更に高い評価を現在受ける「セブン」に注ぎ込まれた思いと事実を伝える貴重な資料の50年の時を超えての出版!ありがとうございます。

  • りゃーん さん

    俺もそうとうに特撮ファンで、セブンを愛しているが、当時の本編・特技の撮影日報が発掘されたから、そのまま本にしたもの(けっこう高値)を買うのはどうかと悩んだが、やはり読むと面白い。撮影裏話とかでなく、「ノンマルトの使者」の岩浜シーンが昭和43年6月4日の火曜に下田弓ヶ浜で撮影されたとか、事細かく記載されており、裏話や設定はたいてい知っているので、この撮影された事実の羅列だけで、頭に主題歌や名BGMが鳴り名シーンが蘇る。1904年6月16日のダブリンを克明に記載した、J・ジョイス「ユリシーズ」的な愉しみに近い

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