基本情報
内容詳細
死をいかに受け容れるか。文学で描かれた「死」を読むことは、答えの見つからない世界でいかに生きるかを問う「うろたえる」ためのレッスンである―。
目次 : 序章 K的な不安とSNS―夏目漱石『こころ』/ 第1章 芥川龍之介は厭世観を解消するために筋トレをすべきだった?/ 第2章 夢オチ死生観とマドレーヌの味―池田晶子、荘子、プルースト/ 第3章 「死の文学」としての村上春樹の短篇小説/ 第4章 ドッペルゲンガー(分身)をめぐる死の文学―芥川、ドストエフスキー、ワイルド、ポー/ 第5章 被害者が死後に加害者となる奇妙な物語―ゴーゴリ『外套』/ 第6章 有事を生きる人間の姿―ヴィアン『うたかたの日々』、カミュ『ペスト』/ 第7章 生と死を管理するシステム―ブッツァーティ「七階」、カフカ『変身』/ 第8章 半年後に世界が終わるのに、刑事はなぜ執念の捜査を続けるのか?―ウィンタース『地上最後の刑事』/ 終章 文学はヨブから来てヨブに還る、あるいは人間の死と病―「ヨブ記」、クラーク『幼年期の終り』
【著者紹介】
内藤理恵子 : 1979年、愛知県生まれ。南山大学文学部哲学科卒、南山大学大学院人間文化研究科博士後期課程修了。博士(宗教思想)。現在、南山大学宗教文化研究所非常勤研究員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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アキ さん
読了日:2021/01/24
うちこ さん
読了日:2021/10/29
ソニックゆうすけ さん
読了日:2021/03/22
mitou umo さん
読了日:2022/10/17
No. renkon No. life さん
読了日:2023/04/30
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