9条どうでしょう

内田樹

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784620317601
ISBN 10 : 4620317608
フォーマット
出版社
発行年月
2006年03月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
追加情報
:
18cm,197p

内容詳細

護憲・改憲の2種類の「原理主義」のいずれにも回収されないような憲法論を目指して、超人気哲学者と知の刺客たちが贈る1冊。戦後繰り返される論戦を根本からひっくり返す、誰も言えなかった憲法と日本の話。

【著者紹介】
内田樹 : 1950年東京生まれ。東京大学文学部卒。東京都立大学大学院人文科学研究科博士課程中退。同大学助手を経て、神戸女学院大学文学部教授。専門はフランス現代思想、映画論、武道論

小田嶋隆 : 1956年東京赤羽生まれ。早稲田大学教育学部卒。企業の営業職、小学校事務員見習い、ラジオ局AD、アマチュアロックバンド座付き作詞家などを経てテクニカルライター、コラムニスト

平川克美 : 1950年東京生まれ。早稲田大学理工学部卒。77年(株)アーバン・トランスレーションを設立、同社社長を経て、99年米サンノゼにBusiness Cafe,Incを設立。現在、同社CEO、(株)ビジネスカフェジャパン社長、(株)リナックスカフェ社長

町山智浩 : 1962年東京生まれ。早稲田大学法学部卒。宝島社にて『おたくの本』『裸の自衛隊』『映画秘宝』などを企画編集。洋泉社にて『映画秘宝』創刊。97年に渡米、現在オークランド在住。映画評論家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • ぼのまり さん

    4人の執筆者が憲法9条について正面から論じている。学術的にどうとか、歴史がどうとか体裁を気にしたり、ホンネが語りにくかったりと9条については自身の生活や人生にある種の覚悟を背負わないと語りにくい。そのあたりを全て腹に据えて論じている貴重な論考集だと思う。といっても難しさは微塵もなく、とても読みやすくかかれている。「なるほどな」と思えるところの多い1冊でした。

  • ゆきのすけ さん

    9条の素晴らしさを浪人時代、現代国語の授業で習った。そのときにオススメされていたのを思い出して読む。改憲に反対する理由をこうしてきちんと考える機会を持つのは有意義なことだと思う。内田さんの改憲後の日本のありようを考えての護憲論と町山さんの国と国との比較をもとにした護憲論になるほどと頷くこと、ひとしきり。これを読めば北朝鮮は怖くない(?)。これから世論は改憲に進んで行くのかなぁ。改憲の本当の意味を知らない人のほうが多そうなのに。国を守って来たのは憲法である現実に気付かずに。

  • Satoshi さん

    小泉政権時に書かれた9条論。内田樹などといったいつもの護憲派の方だけでなく、映画評論家の町山さんまで寄稿している。自衛隊と9条の矛盾はアメリカに占領されており、アメリカの都合のために成立した制度であるので、矛盾などしない。(というか、矛盾という表現で表せない)また、憲法改正について、「他国は何度も変えているのに日本だけ変えていないのはおかしい」というよくある意見には町山さんが分かりやすく反論している。右派が評する「普通の国」に対する疑念は4名全ての論客が言及している。

  • void さん

    【★★★☆☆】'06年。文庫化してる。非専門家の集い。「理想」と「現実」、主観的認識から地に足ついたレベルで憲法(9条)の読まれ方を書いている平川克美は良かった。内田樹は物語創作・日本人論が好きだな、という空想的雑文のなか、アメリカの考え(非武装要求→防波堤・警察予備隊)を強調しているのはいい。他二人は特に言うことないが、町山智浩は「憲法改正の限界」を知らないんだということは一応書いておく。

  • 嘉月堂 さん

    題名から「水曜どうでしょう」を連想するかもしれませんが,関係はありません。前書きで,多くの人の反感を買うような心配をされておられますが杞憂だと思います。だって,日本がアメリカの属国だって常識でしょ。(そうでもないのかな?)憲法論=政治論なもんですから,私のまわりでは真面目に政治を論じることはタブー視されている関係上,憲法論をしている人は見当たりません。ですが,最近の政治家には改憲に熱心な人が多いようです。民意と政治の乖離ですかね。この本は,改憲キャンペーンに対するよい解毒剤になるのではないでしょうか。

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内田樹

1950年生まれ。思想家、武道家、神戸女学院大学名誉教授、凱風館館長(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

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