街場の日韓論 犀の教室

内田樹

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784794970404
ISBN 10 : 4794970404
フォーマット
出版社
発行年月
2020年04月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
追加情報
:
268p;19

内容詳細

K‐POPや韓国コスメ、文学作品の翻訳などカルチャー面での交流が活発な一方、泥沼化した政治情況につられてヘイトや嫌韓本が幅をきかせる日韓関係をめぐる言説。「戦後最悪」とも言われるターニングポイントで、もつれた関係を解きほぐす糸口をどう見つけるか?思想、歴史、安全保障、文化などの観点から、11名の執筆者が両国関係のこれからを考えるアンソロジー。「軽々には解けそうもない問題」を前にして、日韓相互理解の道を探る試み。

目次 : 二人の朴先生のこと/ 私が大学で教えている事柄の断片/ 歴史意識の衝突とその超克/ 韓国は信頼できる友好国となりえるか?/ 隣国を見る視点/ 炎上案件に手を出す者は、必ずや己の身を焦がすことになる/ 東アジア共同体をめぐる、ひとつの提言/ 韓国のことを知らない日本人とその理由/ 植民地支配の違法性を考える/ 卵はすでに温められている/ 見えない関係が見え始めたとき

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • あまね さん

    子供の影響で韓国ドラマに長く魅了されています。なので、韓国と日本との関係が悪化する度にとても残念で、日韓両国のお互いの歩みよりを願っていました。けれど、そんな思いは『無知という無責任』だったのだなとこちらの本を読んで猛省しました。寄稿されている皆様のご意見はどのご意見も勉強になるものでした。特に、自衛隊のご出身の渡邊隆氏の軸足のしっかりした文章は、実体験と深い見識に基かれています。渡邊氏が説く『対話の重要性』には、おおいに首肯しました。

  • spatz さん

    いま、中学生の息子が、転換期を生きるきみたちへを読書中。これだ、と思う文に出会ったようで、自分と似た感覚を持った大人がいた、てことを喜んでいる、読書、て希望を与えるんだ、とわたしも感動。その一方で大人たちが本気出してくると、難しい、意味がわからない、言葉がすでにわからない、これ無理あたまに入ってこない、て論考にも出会う。また、理解力不足なのか、そもそも自分の考えと合わないのか、そこからわからなくもなる。

  • one_shot さん

    ヒートアップする日韓問題の根っこの部分がよく分からなかったので、内田樹さんの門を叩いた。編者として内田氏が信頼する11人の寄稿者がこじれにこじれた日韓問題を論じる。日本による韓国統治がもたらした日本人に伏流する韓国(人)に対する抜き難い感情は、現在のこの国の歪んだカタチにも大きく寄与しているように思った。時間と気持ちに余裕がある時に読めてよかった。

  • Iwata Kentaro さん

    長く、韓国の本とか読む余裕がなかったが、ようやく読了。実に良かった。勉強になった。韓国にあるもの、ではなく「そこにないもの」から日本と韓国の相対的違いを見ていくという、いつもの怜悧な内田流思考プロセス、ときどき体感しておくと頭がぐるぐる回るよいエクササイズになる。

  • amanon さん

    最悪と言われる日韓関係。さぞかし、その最悪さの実像が延々と書き連ねているのだろうと、正直陰鬱な気持ちで手に取ったが、幾分希望の兆しも感じさせる記述があったのに救われたか。個人的にとりわけ驚かされたのが、平田オリザによる韓国のエンタメ状況。歴史的背景が違うとはいえ、あそこまで徹底して自国の文化を売り込もうという姿勢が強固だったら、そりゃ日本は太刀打ちできないよな…と納得。また、鳩山元首相が指摘するように、これからは東アジア圏内での文化的交流を強固にすべきという意見には強く賛同するが、その道のりは遠いか…

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