Books

寝ながら学べる構造主義 文春新書

Tatsuru Uchida

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784166602513
ISBN 10 : 4166602519
Format
Books
Publisher
Release Date
June/2002
Japan

Content Description

フーコー、バルト、ラカン、レヴィ=ストロースと聞いて、難しそうと尻ごみするのは無用。「複雑な話」の「複雑さ」を温存しつつ、かつ見晴しのよい思想史的展望を平易に示した、入門者のための構造主義の解説書。

【著者紹介】
内田樹 : 1950年東京生まれ。東京大学文学部卒。東京都立大学大学院人文科学研究科博士課程中退。同大学助手を経て、現在、神戸女学院大学文学部総合文化学科教授。専門はフランス現代思想、映画論、武道論(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

Customer Reviews

Comprehensive Evaluation

☆
☆
☆
☆
☆

0.0

★
★
★
★
★
 
0
★
★
★
★
☆
 
0
★
★
★
☆
☆
 
0
★
★
☆
☆
☆
 
0
★
☆
☆
☆
☆
 
0

Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

powered by

  • 夜間飛行

    構造主義の前提としてマルクス、フロイト、ニーチェがあげられる辺まではすいすい理解できる。ところがソシュール、フーコーと進むと、理屈ではわかるもののニーチェとの結びつきが不安になってきた。そこでフーコーの章を読みながら何度もニーチェの章を見直した。これは一度フーコーを読まないとダメかな? 現代ではフーコーを読み、その術語で語るのが研究者や院生の常識になっているらしいが、筆者はそれ自体を強制された知と言う。本書はわかり易いだけでなく、理解がまだ不十分なことにちゃんと気づかせてくれる点、まさに構造主義的である。

  • 中玉ケビン砂糖

    、「90分でざっくりと構造主義を説明」した講義ノートをもとにした入門書、マルクス、フロイト、ニーチェの思想を受け継いだ、フーコー、バルト、レヴィ=ストロース、ラカンをポストモダンの四銃士としてなるべくわかりやすく紹介している、少し読むのが駆け足すぎたかも、時々見返すようにしておきたい、、、

  • sayan

    仕事上、ベンサムの安全保障に関する論文等を読む必要があり「功利主義」を改めて眺めていた。期せずして、本書のp.47〜道徳は何の役に立つのか、という問いを功利主義者はたて、p.48あらゆる手立てを尽くして利己的にふるまい自己保存に努めるのは人間の本来の「権利」と主張する。そして、p.50において、社会契約に基づいて創設された国家に自然権の一部を委ねるほうが結果的には私利私欲の達成が確実であると判断に至った→これを、功利主義者によって想像された「道徳の系譜学」と言う。古関彰一の書籍でベンサムを再読してみよう。

  • hiace9000

    さすがに寝ながら読めるほどの認識力や理解力はあるはずもなく、読書ノート片手に気づきと学びは都度メモしつつ内田先生の思考についていこうと。ともあれ「まえがき」がすばらしい。専門書と入門書のちがい、さらによい入門書と悪い入門書のちがいには、なるほど!目から鱗。構造主義の地ならしをしたマルクス→フロイト→ニーチェ→ソシュールあたりまでは何とか残すことは出来たか。知性という目に見えないものをここまで掘り下げて思索してきた偉人たち、むしろ人間という生き物の知の探究心に、ひたすら慄いた。一言で言うなら、スゲーな人間!

  • rigmarole

    印象度A-。増刷を重ねているだけあって、彼の著作の中でも特に出色の一冊だと思います。面白くてためになります。彼独特の解釈なのでしょうが、難解な構造主義をここまで噛み砕いてくれるとは(それでもラカンは難しく、分かった気にすらなれませんでしたが)。一言で言って、構造主義とは自分の思考や判断基準を客体化し相対化する視座を取ることだと、読後の私は理解しました。従って、絶対的な唯一の真理を追求するのではなく、自分の言語(とそれに規定される思考)を支配している社会の枠組みを認識することが思索の正しい姿勢であること。

レビューをもっと見る

(外部サイト)に移動します

Recommend Items

この商品が登録されてる公開中の欲しい物リスト