大人のいない国 文春文庫

内田樹

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784167838546
ISBN 10 : 4167838540
フォーマット
出版社
発行年月
2013年08月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
追加情報
:
189p;16

内容詳細

「こんな日本に誰がした」犯人捜しの語法でばかり社会を論じる人々、あらゆるものを費用対効果で考える消費者マインド、クレーマー体質…日本が幼児化を始めたターニング・ポイントはどこにあったのだろうか。知の巨人ふたりが、大人が消えつつある日本のいまを多層的に分析し、成熟への道しるべを示した瞠目の一冊。

目次 : プロローグ 成熟と未熟(鷲田清一)/ 第1章 対談 「大人学」のすすめ(鷲田清一×内田樹)/ 第2章 大人の「愛国論」(内田樹)/ 第3章 「弱い者」に従う自由(鷲田清一)/ 第4章 呪いと言論(内田樹)/ 第5章 大人の作法(鷲田清一)/ 第6章 もっと矛盾と無秩序を(内田樹)/ 終章 対談 身体感覚と言葉(鷲田清一×内田樹)

【著者紹介】
鷲田清一 : 1949年京都市生まれ。京都大学大学院文学研究科博士課程修了。大阪大学教授、大阪大学総長などを経て、大谷大学教授、せんだいメディアテーク館長。哲学・倫理学を専攻。89年『分散する理性』と『モードの迷宮』でサントリー学芸賞、2000年『「聴く」ことの力』で桑原武夫学芸賞、2012年『「ぐすぐず」の理由』で読売文学賞を受賞

内田樹 : 1950年東京生まれ。東京大学文学部仏文科卒。東京都立大学大学院博士課程中退。神戸女学院大学文学部名誉教授。専門はフランス現代思想、映画論、武道論。『私家版・ユダヤ文化論』で第六回小林秀雄賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

ユーザーレビュー

総合評価

☆
☆
☆
☆
☆

0.0

★
★
★
★
★
 
0
★
★
★
★
☆
 
0
★
★
★
☆
☆
 
0
★
★
☆
☆
☆
 
0
★
☆
☆
☆
☆
 
0

読書メーターレビュー

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

powered by

  • 桜もち さん

    大人不在の社会で子供だけで運営できるような社会がある意味成熟している。お粗末な政治家を見てもすぐ分かる。だけど、その社会のメンテナンスは誰がする?教育の目的が、子供を守るためではなく子供が世界にとって邪悪とならないように成熟を強いるためというのは目から鱗。価値観が同じ人との結婚は、北朝鮮化された家庭を生むリスクの論も目から鱗。価値観の違いで別れる必要は論理的にないわけだな。他に興味深いトピックは、相手に一気に近づく時は視線を外す。目を合わせたまま至近距離に入ることは身体的にできないという合気道的恋愛学。

  • ムーミン さん

    頭使いました。大人にならねば。

  • 金城 雅大(きんじょう まさひろ) さん

    これも年一で読みたい本だったのを忘れてた。 やはり良い。 成熟について、パターナリズムにならないように説いていくのは自身の課題だなぁ。

  • 佐島楓 さん

    ウチダ先生の鋭さと鷲田先生のしなやかさが絶妙に絡み合っている、よくわからないなりに面白い対談集であった。オノマトペが内臓の感覚とつながっているのでは、という指摘はまさに「腑に落ちた」。

  • marco さん

    今回も内田樹先生、絶好調。大人になるとは、一人では生きていけないことを認識し、他者との共生を模索することなのだと教えられた。そして、ネット上での暴力的な発言を「呪詛」とし、「祝福」の言葉、つまり「受信者への敬意」「受信者への予祝」しかそれを相殺できないことを。私もディセンシー(礼儀正しさ)を備えた、大人になりたいと思う。

レビューをもっと見る

(外部サイト)に移動します

人物・団体紹介

人物・団体ページへ

内田樹

1950年生まれ。思想家、武道家、神戸女学院大学名誉教授、凱風館館長(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

プロフィール詳細へ

文芸 に関連する商品情報

おすすめの商品