代表的日本人 ワイド版岩波文庫

内村鑑三著

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784000071642
ISBN 10 : 4000071645
フォーマット
出版社
発行年月
1997年09月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
追加情報
:
19cm,208p

内容詳細

内村鑑三は、「代表的日本人」として西郷隆盛・上杉鷹山・二宮尊徳・中江藤樹・日蓮の五人をあげ、その生涯を叙述する。日清戦争の始まった一八九四年に書かれた本書は岡倉天心『茶の本』、新渡戸稲造『武士道』と共に、日本人が英語で日本の文化・思想を西欧社会に紹介した代表的な著作である。読みやすい新訳。

目次 : 1 西郷隆盛―新日本の創設者/ 2 上杉鷹山―封建領主/ 3 二宮尊徳―農民聖者/ 4 中江藤樹―村の先生/ 5 日蓮上人―仏僧/ 『日本及び日本人』序文/ 『代表的日本人』ドイツ語訳版後記

【著者紹介】
内村鑑三著 : 内村鑑三(1861−1930)は、「大標的日本人」として西郷隆盛・上杉鷹山・二宮尊徳・中江藤樹・日蓮の5人をあげ、その生涯を叙述する。日清戦争の始まった1894年に書かれた本書は岡倉天心『茶の本』、新渡戸稲造『武士道』と共に、日本人が英語で日本の文化・思想を西欧社会に紹介した代表的な著作である。読みやすい新訳(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • Aya Murakami さん

    随所にキリスト教との比較などが入ったクリスチャン内村鑑三らしい作品。 おそらくこういうところがキリスト教圏であるドイツでの出版の助けになったと思われます。 男性は天、女性は地と紹介されていましたが、なるほど、女性である自分は汚れた空気(悪い男性)は避けようと心に決めました。

  • 朗読者 さん

    日本人が日本人の偉人とその精神・行いについて外国語で本を書き、世界に紹介したということで、新渡戸稲造の「武士道」とかなり重なる。本書は、西郷隆盛、上杉鷹山、二宮尊徳、中江藤樹、日蓮上人の5人をそれぞれ30頁ほどで簡単に紹介した偉人伝であり、清貧思想が色濃い。また、盛っている部分も感じたし、受け売りかと思う書きぶりも多かった。とは言え、馴染みの薄い偉人の話はやっぱり面白く、響くところも多かった。上杉鷹山公には特に感銘を受けた。一度、米沢に行ってみたくなった。

  • もも さん

    西郷隆盛、上杉鷹山、二宮尊徳、中江藤樹、日蓮上人、この5人の生涯が詳細に語られる。代表的日本人、という題名の通り、この5名の話から垣間見えるのは、人情・忍耐・勤勉・真面目、といったような、今忘れ去られつつある日本人の良いところだと感じた。読みやすい。

  • いのふみ さん

    著者がどれほど多く精確な史料からこの5人を述べたのかは分からないが、これが日露戦争勝利後の西洋に追い付け追い越せし、己れの本分を見失っていた時期に書かれたということに意義があると思う。ここに挙げられている5人は、戦に邁進し、文明の発展を企図するのではなく、深く豊かな精神世界を持ち、生活を見つめ、周囲に影響を与えてきた人たちなのだと思う(日蓮の攻撃性には少し戸惑ったが)。また、著者が、日本人でありながらクリスチャンであったという二重性を有していたから書き得たのだとも思う。

  • よっしー さん

    内村鑑三は「代表的日本人」として西郷隆盛・上杉鷹山・二宮尊徳・中江藤樹・日蓮の5人をあげ、その生涯を叙述している。当然全員有名な人物であるが、二宮尊徳、中江藤樹については余り知識が無かったので勉強になった。著者はキリスト教信者でありながら、その教えの全てを善とするのではなく、自身の内のサムライに由来する考えや姿勢を貫き、納得できないことには毅然として異議を唱えている。これから本格的に世界に打って出ようという時代、本書に選ばれた代表的人物は、現代でも素晴らしく、誇るべき人物である。新訳のため読みやすい内容。

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内村鑑三著

1861(文久1)〜1930(昭和5)年明治〜昭和時代前期の宗教家、思想家。キリスト教思想家で無教会主義の創始者、伝道者。高崎藩士内村宣之の長男として江戸に生まれる。札幌農学校を卒業後に渡米。1891(明治24)年一高教授のときに「教育勅語」に対する敬礼を拒否して免職となる。日露戦争に際しては非戦論

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