倍賞千恵子の現場 PHP新書

倍賞千恵子

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784569836607
ISBN 10 : 4569836607
フォーマット
出版社
発行年月
2017年07月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
追加情報
:
244p;18

内容詳細

数々の名作に出演してきた著者が、「現場」で出会った素敵な人びととのエピソードから、著者自身の生き方、演じ方、歌い方までを語り尽します。すっと立っているだけで人間的な美しさを感じさせる名優たち。考えに考え抜いて作品に生命を吹き込む名監督たち。こだわりの仕事で映画を豊かなものにする凄腕スタッフたち…。人情味あふれる逸話の数々から、人間として大切な生き方の「道しるべ」が見えてくる、珠玉の一冊。

目次 : 第1章 寅さんと渥美さんと私(渥美清さんとの特別な瞬間/ 寅さんとさくらの言い合いシーン ほか)/ 第2章 本番、よーいスタート!(もっと何かある、まだ違う何かがある/ 『下町の太陽』という出会い ほか)/ 第3章 北海道、そして健さん(吹雪の中に飛び出して/ スーパースターのオーラ ほか)/ 第4章 普通を演じる(さくらになあれ/ 隠しカメラとアドリブで撮った『家族』 ほか)/ 第5章 人生というステージ(二兎を追ってみる/ 可能性を見出してくれた両親 ほか)

【著者紹介】
倍賞千恵子 : 1941年、東京生まれ。60年、松竹音楽舞踊学校を首席で卒業。同年、松竹歌劇団(SKD)へ入団。61年、松竹にスカウトされ松竹映画『斑女』でデビュー。62年、「下町の太陽」でレコード大賞新人賞を受賞。69年、映画部門では4人目の芸術選奨文部大臣賞を受賞。『男はつらいよ』シリーズのさくら役に代表される庶民派女優として、また歌手としても活躍(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • kinkin さん

    女優・倍賞千恵子さんが関わった映画や一緒に仕事をした監督・俳優さんの思い出や俳優という職業について語られていた。フーテンの寅さんシリーズがとても有名で私も好きな役柄だ。しかし一番好きなのは『家族』(1970)という映画。九州から北海道まで移動する家族のいわばロードムービー。この映画の中の主人公である民子役がベストだと思っている。『家族』についてはこの本の中でも書かれていた。俳優という仕事は亡くなってもずっと映像に残る職業ということも書かれていた。大杉漣という俳優が突然亡くなった日と読んだ日が重なった。

  • ぶんこ さん

    倍賞千恵子さんと吉永小百合さんは同時代に活躍された女優さんで、高倉健さんとの北海道を舞台とした映画も重なっていて、まったく違うジャンルの女優さんと思っていたのが、とても似ていたことに気付きました。ただ、吉永さんが普通ではない人を、倍賞さんは普通の人を多く演じていた・・でしょうか。普通の人を演じる難しさを、この本を読んで初めて気付かされました。また、「幸福の黄色いハンカチ」が、倍賞さんが山田監督に話した感動する歌からだったというのを知り、そこからあの感動の映画がうまれたのだとジ〜ンとしました。素晴らしい本。

  • いたろう さん

    倍賞千恵子さんと言えば、やっぱり「男はつらいよ」のさくらが真っ先に思い浮かぶ。大女優なのに大女優のオーラを感じさせない親しみやすい庶民派女優、そんな倍賞さんの映画の「現場」。「男はつらいよ」と寅さん(渥美さん)、「幸福の黄色いハンカチ」「遥かなる山の呼び声」「駅 STATION」と健さん、そして、山田洋次監督、等々。それぞれの映画の撮影時の話が興味深く、映画の光景が目に浮かぶ。柴又駅前の寅さんの銅像の近くに立ったという、さくらの銅像をまだ見ていないので、近いうちに、また、柴又にも行ってみたい。

  • Isamash さん

    倍賞千恵子2017年出版の著作。山田洋次監督作は大好きで、欠かせない俳優の1人が倍賞さん。そんな彼女から見た寅さん映画、幸せの黄色いハンカチーフ等の山田映画、渥美清さん、高倉健さん等共演者のことが語られており興味深い。また、彼女の理想とする演技論も興味深かった。熱心に演じている自分と冷静に観察している自分が共存している状態が理想と考えていると。また演じている人間がOFF時にも入ってきてしまい、抜けることが出来ない状態になってしまう体験なども興味深い。役に入ってしまった状態になるとセリフも自然に出るとか。

  • Akihiro Nishio さん

    最近、Amazonプライムビデオで寅さんを順番に見ていて賠償千恵子のファンになる。渥美清や高倉健、山田監督を中心に撮影時の思い出、人柄が語られる。意外だったのは渥美清の徹底的な孤独。殆ど自分のことを語らず、撮影時もひっそりと独りで過ごしていたらしい。長年やっているのに、寅さんが帰って来たとらやのシーンに馴れ合い感がないのはその為か。後半は彼女が関わった映画や歌について。特に演技論が語られ、非常に丁寧な役へのアプローチが見える。意外と作品は見ていて「家族」「遥かなる山の呼び声」が特に印象深く思い出された。

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