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プーさんの鼻

俵万智

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784309026510
ISBN 10 : 4309026516
Format
Books
Publisher
Release Date
February/2018
Japan

Content Description

妊娠・出産・子育て、そして恋…いのちのうた344首。多くの感動を呼んだ第4歌集・若山牧水賞受賞作。

目次 : プーさんの鼻/ アボカド/ 父の定年/ 裸の空/ 時差/ 卵/ 反歌・駅弁ファナティック/ 白い帽子/ 鍋/ 夏の子ども/ つゆ草の青/ もじょもじょぷつり/ 弟の結婚/ メロン/ 木馬の時間/ 月まで行って

【著者紹介】
俵万智 : 1962年、大阪府に生まれる。85年、早稲田大学第一文学部卒業。86年、作品「八月の朝」五〇首で第三二回角川短歌賞を受賞。87年、第一歌集『サラダ記念日』を刊行。同書で第三二回現代歌人協会賞を受賞。他の歌集に、『かぜのてのひら』『チョコレート革命』『プーさんの鼻』(第一一回若山牧水賞)『オレがマリオ』など。また、評論『愛する源氏物語』(第一四回紫式部文学賞)など、著書多数(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • KEI

    俵万智さんの短歌は分かりやすく、日常の一コマを詠んでいるので好きな歌人さん。本作は息子さんがお腹にいたからから生まれて育つ様子が歌われていた。好きな歌はたくさんあるが一例、【寝返りをふいに完成したる子の瞳に映るテーブルの脚】【クロッカスの固き花芽に萌(きざ)すごとぽちりと吾子の前歯生え初(そ)む】 穂村弘さんの解説も勉強になった。こんな歌が詠みたい💦

  • なる

    表題作など多くの作品は作者本人が母親になったことから生まれてきた短歌の趣が強い。身籠って子を産み育てているその日常のささやかな心境の変化を綴っている。悪くはないけど文学作品としては退屈かな、と思っていたら表題作の次の『アボカド』から感情が怒涛のように襲いかかってくる。やばい。『裸の空』『卵』『白い帽子』『鍋』…やはりこの人は恋を描くのが悪魔のように上手い。つかまれる。そして『父の定年』『弟の結婚』など、身近にいる愛しい人のこともとことん伸びやかに描く。『夏の子ども』以降の子どもの作品は洗練さが戻る。

  • Maki

    ゆびさきに はなびらつけた おさなごが 奏でる音に のって旅する ・幼い子がぺたんとおばあちゃん座りしてくちびるを突き出し、小さなはなびらのような爪を使って意識を集中してなにやらしていると聴こえてくるあの音。わかりますかね?息する音。はぁはぁ言ってるのとは違うんです。体の中から聴こえてくる音。大好きなんです。

  • まぁみ

    子育て中、2005年刊行の単行本が息子の成長と共にありました。2018年に単行本と文庫版も刊行され、三冊並びました(笑)。この度、PASSAGEさんの万智さんの本棚から単行本のサイン本を購入♡再読の機会を得た気がしました。本当に素晴らしいとしか言いようがないのです。そう言えば…当時四人のママさんに贈りました。短歌に興味があるのかも分からないのに(苦笑)。文藝春秋刊行はピンクの装丁で素敵ですが文庫版のオーバーオールが可愛いの。河出書房新社刊行の酒井駒子さんの装画もたまらない♡感想ではないねm(*_ _)m

  • 江藤 はるは

    想い伝えるには 真面目にやるのよ 真面目にやるのよ

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