蒋介石 文春新書

保阪正康

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784166600403
ISBN 10 : 4166600400
フォーマット
出版社
発行年月
1999年04月
日本
追加情報
:
18cm,286p

ユーザーレビュー

総合評価

☆
☆
☆
☆
☆

0.0

★
★
★
★
★
 
0
★
★
★
★
☆
 
0
★
★
★
☆
☆
 
0
★
★
☆
☆
☆
 
0
★
☆
☆
☆
☆
 
0

読書メーターレビュー

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

powered by

  • はちこう さん

    蒋介石の人生はまさに波乱万丈。短気で狭隘と陰口を叩かれる人物でありながら、日中戦争終戦時には「怨みに報いるに怨みをもってせず」と言い、日本人に対する仁義ある一面を覗かせる。今まで読んだ本の中にも蒋介石は登場しているが、書き手が変わり、また違った人物像で描かれていて面白かった。それにしてもアメリカの掌返し外交には蒋介石も翻弄されたことだろう。日本人も白団を送って蒋介石を支援したりするが、最終的にはアメリカに従い中華民国と断交する。日台関係を知る上でお薦めしたい本。

  • Tomoichi さん

    蒋介石という20世紀が生んだ英雄の苦難に満ちた人生をその生い立ちか死までの伝記。正直重くて辛くその上ハッピーエンドでもなく、「孫文」というカリスマではあるが実務家ではない人を師としてしまった悲劇である。この書によって汪兆銘という謎、共産主義者の恐ろしさ、日本の対支那政策の難しさを改めて認識。

  • 日・月 さん

    蔡英文の訪米で台中関係が正念場へ? 蔣万安台北市長も気になるが, こちらは大きな動きはなく…爺様(曾祖父)の出世道, 細部を忘れたので復習。蔣介石に限ったことではないが, 教科書で太字で扱われるかどうかは紙一重。他に重要人物は多いのに, 蔣が如何にして大道に躍り出たかが, 丁寧な史料検証と鋭い観察眼で辿られている。先週の満州…本とエラい違いで, 流石の保阪正康。蔣は60歳過ぎで台湾に逃れ頑迷な政策が増えたが, 生涯を通し鞭のように強靭な精神を持っていたのは確か。文学革命後の胡適の動向も分かり勉強になった。

  • BLACK無糖好き さん

    蒋介石の生涯がいかに歴史の激流の中にあったかを改めて思い知る。中国の改革と国家統一を目指しながらも、日中戦争、国共内戦に引きずられていく。この環境の中で国家建設の先頭に立ちアメリカの支援があったにせよ、よくここまで奮闘したなというのが正直な感想。元々生粋の軍人としての印象が強いので、国民党に国家運営を担えるだけの人材が豊富なら違った役割もあったのではと思われる。この点共産党のしたたかさは目についた。最後に蒋介石が死ぬ間際まで孫文の三民主義の実践を唱える一徹さには感服しました。

  • Sapporo Shiojiri さん

    蒋介石に関する入門書が少なかった時代に出された本。最近の保坂さんの本は、現代と昭和戦前期をナイーブに結び付けすぎる気がしているのだけれど、これはそういった「様式美」が見られないので良いなあと。読みやすいので、近現代中国史を蒋介石からみるのであれば、まだまだ使える本。

レビューをもっと見る

(外部サイト)に移動します

人物・団体紹介

人物・団体ページへ

保阪正康

1939年北海道生まれ。同志社大学文学部社会学科卒業。ノンフィクション作家、評論家。「昭和史を語り継ぐ会」主宰。独力で「昭和史講座」の刊行を続け、2004年、第52回菊池寛賞を受賞。2018年『ナショナリズムの昭和』で第30回和辻哲郎文化賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたもの

プロフィール詳細へ

哲学・歴史・宗教 に関連する商品情報

おすすめの商品