言葉の外へ

保坂和志

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784309015224
ISBN 10 : 4309015220
フォーマット
出版社
発行年月
2003年02月
日本
追加情報
:
20cm,251p

内容詳細

「季節の記憶」などで知られる作家の、5年ぶりの待望のエッセイ集成。存在、生命、言葉、人間。問いはますます深まっていく。保坂ワールドにひたりながら世界にむかっていく、哲学よりも哲学的な至高の散文がここに。

【著者紹介】
保坂和志 : 1956年生まれ。90年『プレーンソング』でデビュー。『草の上の朝食』で野間文芸新人賞、「この人の閾」で芥川賞、『季節の記憶』で谷崎賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • 水原由紀/Yuki Mizuhara さん

    何度読んでもよい(2)。将棋の話はとくに具体的でいつもと違う感じがするのだがそれがまたおもしろい。

  • 名前ちゃん さん

    哲学者の樫村さんとの難解な最後の対談の中盤で 知恵熱状態、挫折。頭のコンディションがマシな時にまた読む。保坂さんは書いてると歯茎から血が出るらしいがこちらも本読んでガチの頭痛になった。 自閉症の人をこちらの一方的な愛からシンパシーの世界に連れてくるのは暴力だという話が怖かった。 猫や機械みたいに話が通じない人間が隣にいたら私もやってしまいそう。 わかった気になるな、かしこぶるな、一人でいつまでも考え続けろ、論理を信仰するな、 進化論なんか自分じゃ証明できないんだから法律と同じだ 人類の祖先はトカゲだ

  • 水原由紀/Yuki Mizuhara さん

    文庫版だと削除されている対談の冒頭より引用 “樫村「(…)特に今日は自閉症を核に話を進めたいのですが、今や谷崎賞作家でもあり、大家たるあなたには、終始それについて降り注いでくる言葉の山に、時おり受容拒否を表明することでのみ自己存在を確認するという、極めて人間的な場所を再発見して頂くことになるかもしれません(笑)」” ここでめっちゃわらた。

  • ゆうちょ さん

    圧巻だった。特にVの中の『読書という精神の駆動』と『一種の"「『技の記憶』人間論」試論"』には感動を覚えた。樫村氏と著者の対談から引用すると、著者は空項に世界の条件を色々と当てはめながら生きている。精神を如何に駆動させ、技の記憶をどう認識するかで世界を見ているのだ。このなんとも頑固で自由な考え方を知ってしまったからには、これからどう生きようかと私自身も言葉の向こう側で哲学する事を避けられないだろう。知らない事柄についての章は読むのに非常に体力を使ったが、他のいくつかの文には衝撃を与えられスラスラ読めた。

  • wagatsuma_songs さん

    現存する作家で最も納得度が高い作家である保坂和志は、普段ひっかかっているけど見落としている何かを提示してくれる。しかもほぼすべてが「生きること」と「小説とは」に繋がっていて、まあ、生きることは小説を書くことでもあるんだけど、というかそれを四六時中考えているから今の保坂和志の地位(というか)があるわけで、瞬間瞬間の問いを反射ではなく、たった今初めて聞いたように考えて問い続けることが生きることでもあるよな、と今、考えている。そんな感じで生きている。今。とても面白い。

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人物・団体紹介

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保坂和志

1956(昭和31)年生れ。’90(平成2)年、『プレーンソング』でデビュー。’93年『草の上の朝食』で野間文芸新人賞、’95年『この人の閾(いき)』で芥川賞、’97年『季節の記憶』で谷崎潤一郎賞、2013年『未明の闘争』で野間文芸賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです

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