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しあわせの牛乳 ポプラ社ノンフィクション

佐藤慧

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784591158135
ISBN 10 : 4591158136
Format
Books
Publisher
Release Date
March/2018
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

岩手県岩泉町にある「なかほら牧場」。一年を通して牛が山で放牧されている日本でもめずらしい牧場です。牛たちは自然の草を食べ、山でうんちをし、そのうんちを栄養にして草が育つ。牛と山と人がともに生きる環境があります。牧場長の中洞正さんは、なぜ、こんな牧場をつくったのでしょうか。アニマルウェルフェア(動物福祉)認証農場国内第一号!山で牛を育てる牧場・なかほら牧場ができるまでの物語。

目次 : 第1章 おれは牛飼いになる!(牛飼いはあこがれの仕事/ 「山上げ」の記憶 ほか)/ 第2章 山地酪農(機械のような牛たち/ 本当にやりたい酪農 ほか)/ 第3章 理想の酪農(ジャングル牧場/ 山でのサバイバル生活 ほか)/ 第4章 しあわせの牛乳(乳脂肪分3・5%の壁/ 自分の牛乳を信じる ほか)

【著者紹介】
佐藤慧 : フォトジャーナリスト。1982年岩手県生まれ。2007年にアメリカのNGOに渡り研修を受け、その後南部アフリカ、中米などで地域開発の任務につく。中東、アフリカ、東ティモールなどで紛争や差別の取材を続けている

安田菜津紀 : フォトジャーナリスト。カンボジアを中心に、東南アジア、中東、アフリカで貧困や災害などの取材を続ける。2012年、名取洋之助写真賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

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  • mocha

    児童書。子どもの頃から酪農家を目指し、山地酪農の第一人者となった中洞さんの牧場を紹介する。効率重視の現代酪農に背を向け、幾多の困難を乗り越えた半生記は尊敬に値するし、なかほら牧場の牛乳は本当においしそうだ。けれど、給食で大手メーカーの牛乳を飲んでいる子どもたちに「その牛乳は良くない」と言っているようで、本書を勧めるのは抵抗を感じる。気を回し過ぎかな。

  • とよぽん

    佐藤慧さんの文、安田菜津紀さんの写真。フォトジャーナリストのお二人による、山地酪農家 中洞 正さんの不撓不屈の生き方が素晴らしい。「アニマルウェルフェア5つの自由」をこの本で知った。家畜を飼う人間の幸せにもかかわることだ。牧場の草を好きな時に好きなだけ食べ、自由に歩いたり遊んだりしている牛のしあわせ・・・。健康な牛の牛乳・・・。毎日のように卵を食べている、今の養鶏場の現状も、鶏には窮屈な環境なのだろうと思う。

  • くぅ

    読友さんが読んでいるのを見て借りてみました。表紙のジャージー牛が可愛くて。日本で他の人と違うことをするのはすごく難しいなぁと読みながら改めて感じた。木村さんの奇跡のリンゴの牛乳版といったところ。牛乳ってどうやってできるの?牛のおっぱいをもらってるんだよ!というところまでは考えてもその方法まで消費者はなかなか考えていない。説明されるとフォアグラの作り方に通じる部分もあり確かに人間の恐ろしさを感じる。無農薬の野菜と同じ発想、また牛にも優しい中洞さんの考え方は素敵。→

  • あみやけ

    先月、研修で酪農体験をしました。その時は最新の技術に驚きつつ、少し複雑な思いがしました。今回は完全放牧の自然酪農。こちらもやっぱりもやっとしました。調べたら案の定、500mlの牛乳が1000円では買えない。究極の選択ですね。ある意味、ブランド品。子ども向けの本ですが、子どもが鵜呑みにして、人の手が入るのは悪で自然が素晴らしいとなるのも逆にこわい。多面的にみんなで考えていきたいですね。ただ、考えるのは面白いので、他の酪農本も読んでみます。

  • Mie Tange

    子供への読み聞かせで読了。 牛乳というより酪農の話がメインですが、 なんとなく聞いたコトはあるけど 詳しくは知らなかったコトもあり 読んでて結構楽しかった(^皿^) 聞いてた当の本人(小1)は写真や絵を見ながら 「牛さん楽しそうー」とか「中洞さん大変そうー」と、 わかってるんだか…わかってないんだか(笑)

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