孫と私の小さな歴史

佐藤愛子

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784163903873
ISBN 10 : 4163903879
フォーマット
出版社
発行年月
2016年01月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
追加情報
:
197p;19

内容詳細

初孫・桃子の誕生に、「バアさんにはならない、ジイさんになる!」と宣言した女流文学の大家。桃子1歳から、二人の扮装で年賀状用の写真を撮り続ける。お正月早々ドギモを抜かれた、と大評判の秘蔵写真を全公開。トトロにコギャル、はては生首、葬式まで、「本当は嫌だった!」孫の激白あり、20年分の撮影秘話あり、ファン待望の永久保存版です。

目次 : 1992年パンダの巻/ 1993年/ 1994年トトロの巻/ 1995年カリブの海賊の巻/ 1996年幼稚園児の巻/ 1997年インディアンの巻/ 1998年カンフーの巻/ 1999年ドラキュラの巻/ 2000年コギャルの巻/ 2001年運動会の巻/ 2002年赤ちゃんの巻/ 2003年幽霊と三つ目小僧の巻/ 2004年泥棒の巻/ 2005年晒し首の巻/ 2006年どじょうすくいの巻/ 2007年メイドカフェの巻/ 2008年夫婦喧嘩の巻/ 2009年ままごとの巻/ 2010年大根踊りの巻/ 2011年葬式の巻

【著者紹介】
佐藤愛子 : 大正12年大阪生まれ。甲南高等女学校卒業。昭和44年『戦いすんで日が暮れて』(講談社文庫)で第61回直木賞を受賞。昭和54年『幸福の絵』(集英社文庫)で第18回女流文学賞を受賞。父・佐藤紅緑、兄・サトウハチローを生んだ佐藤家の荒ぶる魂を描いた『血脈』(文春文庫)の完成により、平成12年に第48回菊池寛賞を受ける。平成27年『晩鐘』(文藝春秋)で第25回紫式部文学賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • いつでも母さん さん

    寝る前に少しづつ読んだ。楽しかった。流石は『佐藤愛子!』だと感心した。こんな面白い年賀状をもらった方は楽しいに決まっている。幼い時は言われるがままに、大学生の時は既に開き直って、その間いわゆる思春期の孫がよく祖母に付き合ったものだ。しかも母親もノリノリで(笑)仕方なくつきあったのは写真が証明しているが、そこは普通と少し違う祖母を持ったあきらめだったのか?しかも先生なりの一所懸命・こだわりが伝わるから、そこが笑いをさそうのだな。大賞は夫婦喧嘩に佳作は綺麗な足のコギャルの巻に!孫・桃子からの最後の文が良い。

  • baba さん

    佐藤さんとお孫さんの年賀状にまつわる20年の歴史。桃子さんが生まれた時におばあさんでなく「私はおじいさんになる」と宣言した佐藤さん。何とも羨ましい関係、ほのぼのと温かく、そして毅然としている。面白い事に真面目に一生懸命取り組む姿に笑いをこらえて、涙がにじむ。思春期に嫌々付き合った事もある桃子さんが高校生になってから挑戦した年賀状は特に成長を感じられる。

  • パフちゃん@かのん変更 さん

    佐藤愛子さんの『九十歳。何がめでたい』が大人気ですね。そちらを待つ間にこの本を読んでみました。予想以上の面白さ。この人は!ただものではないですね。孫の桃子ちゃんが一歳の時からコスプレの年賀状を作り出した。一歳の時のパンダの着ぐるみはまだ常識的な雰囲気ですが、だんだんエスカレートし、毎年桃子さんと愛子ばあちゃんもコスプレ年賀状が作られていく。好きなのは『泥棒』「夫婦喧嘩』『晒し首』最後は『葬式』これが元旦に送られてくるとは(笑)愛子さんは真っすぐで自己中でほんとに面白い。ばあさんらしくない。長生きしますね。

  • えむ女 さん

    こういう事をずっと続ける面白さが良い。家族の愛もあってこそ。

  • これでいいのだ@ヘタレ女王 さん

    著者の娘さんと私は同じ年で 似たような親を持ち 趣味も同じ。自分をネタに ある事ない事 書かれまくりの 娘と私の部屋シリーズを高校時代同情しながらも楽しんで読んでいたら いつの間にやら 孫娘が今度はネタにされ 毎年 抱腹絶倒と写真年賀状が20年も 著者のアイディアで作られていたようだ。90近い今も若々しく お茶目な母、黙って付き合う娘、孫の姿にホッコリ。図書館で借りたのだが 年老いて独居の母に買って贈る事にした。誰もが笑っちゃう事でしょう今の世の中 こんなユーモアが大事

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人物・団体紹介

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佐藤愛子

1923年大阪生まれ。甲南高等女学校卒業。小説家・佐藤紅緑を父に、詩人・サトウハチローを兄に持つ。69年『戦いすんで日が暮れて』で第六十一回直木賞、79年『幸福の絵』で第十八回女流文学賞、2000年『血脈』の完成により第四十八回菊池寛賞、15年『晩鐘』で第二十五回紫式部文学賞を受賞。17年旭日小綬章

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