かくて老兵は消えてゆく

佐藤愛子

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784163765709
ISBN 10 : 4163765700
フォーマット
出版社
発行年月
2013年08月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
追加情報
:
237p;20

内容詳細

孤軍奮闘・七転八倒の日々の果て、ついに九十歳を迎える佐藤愛子!『ゆうゆう』連載の人気エッセイ、待望の単行本化。

目次 : 夢は楽隠居/ アルバイト考/ 地震雑感/ ぬくぬくを排す/ モゴモゴ考/ 嘘くらべ/ 時は流れぬ/ 真夏の白昼夢/ その時がきた/ 唖然呆然〔ほか〕

【著者紹介】
佐藤愛子 : 大正12年大阪生まれ。甲南高等女学校卒業。昭和44年「戦いすんで日が暮れて」で第六十一回直木賞を受賞。昭和54年「幸福の絵」で第十八回女流文学賞を受賞。父・佐藤紅緑と兄・サトウハチローを始め、佐藤家の荒ぶる魂を描いた『血脈』の完成により、平成12年に第四十八回菊池寛賞を受けた(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • pino さん

    今年、九十歳になられる愛子先生。十代の頃から作品に親しんできた私は人の在り方や機微を学んだ。先生は歯に衣着せぬ人物だと評される。世を賑わす出来事を独自の目線でばさりと捌く。その度、私も先生の憤怒のヌカルミと笑いのツボに嵌ってしまう。今回は、尖閣諸島問題や震災を巡るデリケートな事例についても、自身の経験を踏まえ率直な考えを記述されている。思うに、自分の「信」を貫くには、自分の言葉を持っておく事。全ての人の賛同は得られずとも、真摯な姿勢に信頼は得られるだろう。常識以前に言葉の重みを作家「佐藤愛子」に教わった。

  • miyu さん

    今回も母の本棚から拝借。大学時代に友達の間で遠藤周作がプチブームになったことがあって(仏文科のせいかも)そのつながりで佐藤愛子も何冊か読んだことがあった。お歳は私たちの祖母とほぼ同じ世代とお見受けする。しかしキレっぷりが潔いわ、言ってることはいちいち正論だわ、嫌みはないわで、当時の頭ばっかりでっかくなってた私にも充分に魅力的だった。こんなことを保身も考えずに叫ぶオバサン(失礼)がいるなんてと、嬉しくなったものだ。実にウン十年ぶりに最近の怒りんぼ将軍を拝読したが御歳90になられても健在なのが誠に嬉しかった。

  • 野比玉子   さん

    佐藤愛子さんのエッセイ。竹を割ったような性格ですね。豊かになった日本に喝を入れて今日も生きるのよ。

  • びぃごろ さん

    ペタペタ付箋貼りまくりで読みましたぞ。共感するものが一番多く、次にそうか〜と教えられ、いくつかんん?と思うもの有。。。これはどの世代になっても時代に応じて同じように感じるのでは、とも思う・・・それでも愛子さんのエッセイは目が醒める文章が多い。 『かつて日本人の特質だった「諦念」が消えていき、「幸福になる権利」を行使することが正しいと考えられているようだー』それが進歩か?幸福か?と問う。さて、答えはどうなのだ。

  • nonicchi さん

    「独特の常識の持ち主」と編集者から揶揄されようとも、「故佐藤愛子」と書かれようとも、それを面白おかしく文章にしてしまうのは、さすがとしか言いようがありません。いくら若いこちらが察しようとしても、90歳の方の心境、心情は、実際にその時にならないと本当にはわからないのかもしれませんが…。また書いて頂きたいです。お元気でいてほしいですね。こういう方、今はもう他にはいらっしゃないので…。

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人物・団体紹介

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佐藤愛子

1923年大阪生まれ。甲南高等女学校卒業。小説家・佐藤紅緑を父に、詩人・サトウハチローを兄に持つ。69年『戦いすんで日が暮れて』で第六十一回直木賞、79年『幸福の絵』で第十八回女流文学賞、2000年『血脈』の完成により第四十八回菊池寛賞、15年『晩鐘』で第二十五回紫式部文学賞を受賞。17年旭日小綬章

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