今は昔のこんなこと 文春文庫

佐藤愛子(作家)

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784167450182
ISBN 10 : 4167450186
フォーマット
出版社
発行年月
2011年05月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
追加情報
:
16cm,222p

商品説明

腰巻、褌、どら息子におぼこ……どこ行った?
我々の祖先は、恥の文化を持っていたのだが。かつて庶民が共有したあのモノと情景を、一流のユーモアで綴る爆笑絶滅風俗事典

内容詳細

布団はなくても眠れるが「蚊帳」がなくては眠れなかった。「夜這い」には、泥棒と間違えられないための作法があった。居候、後家さん、花柳病に良妻賢母、恥ずかしがり…かつては日本人皆が共有していた日常の風景とエピソード。今は昔の言葉たちにまつわるアノ気持ちが、なぜかしみじみ蘇る、笑いと郷秋の絶品エッセイ集。

目次 : 居候三杯目にはそっと出し/ ふんどしもなくてことすむ案山子かな/ 我が好かぬ男の文は母に見せ/ 気のつかぬ病 和尚の賢虚也/ 喰いつぶすやつに限って歯を磨き/ いやならばいいが嬶にそういうな

【著者紹介】
佐藤愛子 : 大正12年大阪生まれ。甲南高女卒業。戦後、「文芸首都」の同人となり、小説を書き始める。昭和44年「戦いすんで日が暮れて」で第61回直木賞を、昭和54年「幸福の絵」で第18回女流文学賞を受賞。ユーモアにいろどられた世相風刺と、人生の哀歓を描く小説やエッセイは多くの読者のこころをつかむ。父の作家・佐藤紅緑、異母兄のサトウハチローを始め、佐藤家の人々の凄絶な生の姿を描いた大河小説「血脈」の完成により、平成12年第48回菊池寛賞を受けた(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • パフちゃん@かのん変更 さん

    火鉢でお餅を焼いて食べたり、木製のたらいで行水したりは小さい頃経験があります。父の兄嫁は細長いキセルで煙草を愛用していたし、昔懐かしい話ですね。でも私にはちょっと古すぎるけれど。愛子さんのお孫さんが五徳も火鉢も知らないって、若い人はそうなんだな。そして、若い人の当たり前のことが年寄りにはわからない・・・。

  • ごへいもち さん

    期待しすぎかあまり笑えなかった。一つだけ、車の助手席という言葉。助手なんか居ないのに今も使われる言葉だけど由来はタクシーには助手が乗っていたからだそうだ。市川興一さんのイラストが可愛い。

  • 千頼 さん

    昔ながらの小さい集落で祖父母と同居。尚且つ時代劇や時代小説が大好き……な昭和生まれの私でも知らないことがいっぱいあった。名前やモノは知っていても『そんな思いがあったんだ』とか『そんな使い方があったんだ』とか発見が多々。更に弊衣破帽なんて言葉との出会い。読んでみたら私の理想のタイプだった…‼️‼️こういう出会いのタネがまだまだ眠っているから読書って楽しい。[図書館本]

  • ゆり さん

    男尊女卑今では男損女肥?居候とか良き時代ですな。

  • iaraumi さん

    佐藤愛子さんの昔についての小話が満載のエッセイ。「ブラジャーが乳あてと呼ばれていて、つけている人がごく少数だった」とか、「女性の下着だった腰巻について」とか、ふんどしとか、盥とか、昔は当たり前だったのに、現代ではなくなってしまっていることについて書かれているからおもしろい。愛子さんの昔を懐かしみつつ、現代を嘆いたり、かと思えば昔を批判してみたりというさじ加減が絶妙。50年後、100年後には多くの物事がすっかり変ってしまっている可能性があるのよね。少しおっかないけれど、そういうものなのよね。

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