世界の廃墟

佐藤健寿

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784864103923
ISBN 10 : 4864103925
フォーマット
出版社
発行年月
2015年01月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
追加情報
:
117p;26

内容詳細

新たな時代はいつも、廃墟からはじまる。
世界の名だたる廃墟を一望する、本邦初の網羅的写真集。
監修・解説・本文=佐藤健寿(『奇界遺産』)

ブックデザイン=川名 潤(prigraphics)

……こうした時代背景のもとで生まれた本書には、世界の名だたる廃墟が収められている。
廃墟が生じた理由はさまざまだが、大きく4つの種類に大別してみたい。
1つめは戦災による廃墟。20世紀に起きた2つの世界大戦は言うまでもなく、
その後に起きた冷戦構造もまた、米ソの核競争を引き起こし、世界各地に奇妙な建造物を生んだ。
そして2つめはエネルギーと産業を巡る廃墟。産業革命以降、本格化した埋蔵資源の採掘や、
それを利用する発電施設は、人類が必要とするエネルギーの増大に比例するように、
巨大な廃墟を生みだした。
そして3つめは都市と経済を巡る廃墟。
高度に情報化し、グローバル化された金融システムのもとでは、
もはや世界から孤立した楽園が存在することはできない。
あらゆる金の流れがあらゆる街に影響し、昨日まで栄えていた街が、
一夜にして荒廃することすら、現代においてはありえない話ではないのだ。
そして最後は、自然災害による廃墟。人類はいつの時代も自然の猛威から逃れることはできない。
あらゆる人災を避けようとも最後は気まぐれな天意の前に、諸行無常の鐘の音を聞くのだ。
――「監修者まえがき」より


・ワンダーランド(中国)――トウモロコシ畑の中にそびえる、不思議の国のシンデレラ城
・レッド・サンズ要塞(イギリス)――謎の独立国家が領土を主張する、無人のトーチカ群
・コールマンスコップ(ナミビア)――ダイヤの砂時計に埋もれた、忘れられた街
・スコット隊の小屋(南極)――南極の雪原から発掘された、時を止めた部屋
・ブルガリア共産党ビル(ブルガリア)――山の上にひっそりと佇む、忘却されぬ過去
・第309航空整備再生場(アメリカ)――アリゾナの大地に眠る、空飛ぶ鋼鉄の塊
・端島(日本)――人々の歴史を護り続けた、絶海に浮かぶ軍艦
・サトーン・ユニーク・タワー(タイ)――最高の立地に立ちすくむ幽霊マンション
・セントラリア(アメリカ)――地熱70度オーバー、50年以上、燃え続けている街
・ヴァローシャ(キプロス)――有刺鉄線で覆われた世界有数のリゾート・ビーチ
・ジーゲル駅(ベルギー)――ずさんな都市計画で生まれた線路なき地下鉄駅
・ボディ(アメリカ)――ワイルドウエストの果て、兵どもの夢の跡
・オラドゥール=シュル=グラヌ(フランス)――第二次世界大戦の悪夢。一夜にして人間が消えた村
・パワープラント IM(ベルギー)――幾何学的構造に満たされた、廃墟マニアの夢
・ベーリッツ・サナトリウム(ドイツ)2つの大戦で軍人を収容した、「病院」廃墟の最高峰
・バラクラヴァ原子力潜水艦基地(ウクライナ)――世界が滅びても存続する黒海のシェルター
・大久野島(日本)――廃墟の中でウサギが遊ぶ、「地図から消された島」の現在
・ディスコ・インフェルノ(オーストリア)――壊れた壁から差し込む光を乱反射するミラー・ボール
・トイフェルスベルク(ドイツ)――ベルリンを見渡す、瓦礫の上の「悪魔の山」
・バーントン採石場の秘密地下壕(イギリス)――採石場にオブラートされた、英国の超機密施設
・プリピャチ(ウクライナ)――人類史上最大のディストピアと化した、科学のユートピア
・柳京ホテル(北朝鮮)――ー世界最高のビルを目指した、北朝鮮のバベル
・フェルクリンゲン製鉄所(ドイツ)――重厚長大、ドイツ鉄鋼業を象徴する鋼鉄製のカテドラル
・クラーコ(イタリア)――2000年以上の歴史を持つ幻想的な丘の上の廃墟
・ブラッシュ・パーク(アメリカ)――優美な建築が立ち並ぶ高級ゴーストタウン
・医師の家(ドイツ)――主の消えた家に横たわる、失われた未来
[著者紹介]
監修・解説・本文
佐藤健寿 (さとう・けんじ)
武蔵野美術大学卒。自然物・人工物・タブー・奇習など世界各地の“奇妙なもの"を対象に、博物学的・美学的視点から撮影・取材・執筆を行っている。世界80カ国以上を巡って撮影された写真集『奇界遺産』(エクスナレッジ)は異例のベストセラーに。他の著作に『奇界遺産2』(エクスナレッジ)、『X51.ORG THE ODYSSEY』(講談社)など。世界の奇妙な現象を調査するウェブサイトX51.ORG( http://x51.org/ )主宰者としても知られる。

【著者紹介】
佐藤健寿 : 武蔵野美術大学卒。自然物・人工物・タブー・奇習など世界各地の“奇妙なもの”を対象に、博物学的・美学的視点から撮影・取材・執筆を行っている。世界80カ国以上を巡って撮影された写真集『奇界遺産』(エクスナレッジ)は異例のベストセラーに。世界の奇妙な現象を調査するウェブサイトX51.ORG主宰者としても知られる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

ユーザーレビュー

総合評価

☆
☆
☆
☆
☆

0.0

★
★
★
★
★
 
0
★
★
★
★
☆
 
0
★
★
★
☆
☆
 
0
★
★
☆
☆
☆
 
0
★
☆
☆
☆
☆
 
0

読書メーターレビュー

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

powered by

  • Kawai Hideki さん

    嫁借り本。これも娘が気に入って、毎晩、(娘)お母さん、怖い?、(妻)怖いよ!、(娘)怖くないよ〜、の謎のやりとりを繰り返していた。さすがに廃墟だけあって、人の存在と死を意識せずにはいられない写真が多い。無計画建造物や、閉鎖された巨大工場、広大な廃棄物置き場などはまあ「鑑賞」できるが、戦争・大事故・自然災害の爪痕や病院関係の廃墟はちょっときつい。日本からは、軍艦島と大久野島が収録。

  • 山田太郎 さん

    力丸野外スケートを思い出した(福岡の人以外わかんないだろうけど)廃墟ってなんかいいよなと思った。つぶれたホテルとか病院がいいよな。

  • ハイカラ さん

    非の打ちどころのない素晴らしい写真集だった。事件事故自然災害、あるいは必然的衰退により出来上がった廃墟たちは、悲しく神秘的で、いくら眺めていても飽きることがない。個人的にはベーリッツ・サナトリウムとディスコ・インフェルノがお気に入り。

  • ちゃかちん(積読44) さん

    廃墟に行けと言われたら「それは無理」だと思うのだけど(だってアレルギーとかあるんだもの。。)そこはかとなく惹かれてしまうのです。動画も良く見るし、その関連でグレードジャーニーを知り佐藤さんを知りました。(高野さんもグレードジャーニーで知った口です❢)廃墟が好きってあまり声高に言えなかったけれど佐藤さんが「廃墟は歴史への憧憬や畏怖だ」と言われていて何故その廃墟が気になるのかを気にする事でもっと勉強して視野を広げるキッカケにしなくちゃなぁ、と思いました❢今後は胸を張って廃墟好きを語ります❢

  • harass さん

    図書館本。題名の通りで有名な廃墟の写真と解説を集めた本。表紙はブルガリア共産党ホール。日本の『軍艦島』やイギリスのシーランド公国の要塞など。『オラドゥール=シュル=グラヌ』の写真があった。フランスの村で、ナチスドイツの虐殺で消えた村だがそのまま保存されているそうだ。数十年火災が続いて捨てられた町など。廃墟の写真は独特の印象がある。ネットで廃墟の写真を調べると結構ヒットするものだ。ほとんど同じ写真とキャプションがある。写真集の存在意義は何かとも考えてしまった。序文に長めの文章がありなかなか感心した。

レビューをもっと見る

(外部サイト)に移動します

佐藤健寿に関連するトピックス

  • 人工衛星が撮った奇妙な風景 人工衛星から撮影した奇妙な地球の風景写真を集めた『SATELLITE (サテライト)』。 HMV&BOOKS online|2015年10月27日 (火) 18:19
    人工衛星が撮った奇妙な風景

アート・エンタメ に関連する商品情報

おすすめの商品