交響曲第一番

佐村河内守

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784062139359
ISBN 10 : 4062139359
フォーマット
出版社
発行年月
2007年10月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
追加情報
:
20cm,277p

商品説明

交響曲第一番
著者: 佐村河内守

全聾(ぜんろう)の天才作曲家が紡ぐ「闇の音」

もし、現代に天才と呼べる芸術家がいるとすれば、その一人は、まちがいなく佐村河内守さんだろう。命をすりへらしながら創るその音楽は、私の乾いた心を打たずにはおかない。ヒロシマから生まれた人間への鎮魂曲が、彼の曲であり音である。音符だけでなく活字からも、その世界が静かに起ちあがってくるのを感じた。――五木寛之

被爆二世として生まれた作曲家は、突然にすべての聴力を失って絶望の淵に沈む。彼の命を支えたのは、盲目の少女との出会いだった。そのとき見出した小さな希望の光に向かい、聞こえない彼だけが聴く「闇の音」を求めて、襲いくる心身の苦痛に耐えながら、彼は今日も、孤高の闘いを続けている。四六判、277ページ。

内容詳細

被爆二世として生まれた作曲家は、突然にすべての聴力を失って絶望の淵に沈む。彼の命を支えたのは、盲目の少女との出会いだった。そのとき見出した小さな希望の光に向かい、聞こえない彼だけが聴く「闇の音」を求めて、襲いくる心身の苦痛に耐えながら、彼は今日も、孤高の闘いを続けている。全聾の天才作曲家が紡ぐ「闇の音」。

目次 : プロローグ 音を喪くした日/ 第1章 ピアノ部屋/ 第2章 被爆二世/ 第3章 「発作」の始まり/ 第4章 東京迷走/ 第5章 運命がノックする音/ 第6章 耳鳴り/ 第7章 全聾の作曲家/ 第8章 運命の少女/ 第9章 闇の音/ 第10章 交響曲第一番/ エピローグ 一を得るために九十九を捨てる

【著者紹介】
佐村河内守 : 1963年、被爆二世として広島に生まれる。4歳から母にピアノを師事。幼少よりヴァイオリン、尺八、マリンバなどを習うが、作曲に関して専門的な教育は受けたことはなく、すべて独学で身につけた。高校時代からすさまじい偏頭痛に悩まされ、20代で聴覚異常を発症。35歳のとき一切の聴覚を失って全聾となるが、作曲を続けられる絶対音感があった。全聾後に作曲した、ゲームソフト「鬼武者」の音楽が世界的に高く評価され、一躍注目を集めたが、全聾ゆえに“隠者生活”を選ぶ。抑うつ神経症、不安神経症(パニック障害)といった重度の神経障害に合わせ、頭鳴症や耳鳴り発作など、止むことのない壮絶な肉体的かつ精神的な苦痛の闇にいながら、同じように苦しんでいる人々に向けて、日々音楽を紡ぎだしている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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下記の方も書かれている京都のコンサートへ...

投稿日:2010/08/24 (火)

下記の方も書かれている京都のコンサートへ行ってきました。 わざわざコンサートのために東京から京都へ出向くのはいかがなものか と、はじめいささか躊躇いたしましたが、結論からいえば、このコンサート へ行って大正解でした。 曲は交響曲第1番「HIROSHIMA」演奏時間は手もとの計測で67分 ほどでしたが、振幅のはげしい感情の吐露はいたく胸を打ち、最後の鐘に 救いを感じました。 最後に佐村河内さんが反核、平和を願うコメントをされていましたが強く 共感するものでした。 願うは、ぜひとも東京での全曲演奏、及びCD化です。 CDメーカー各位のご英断を期待するばかりです。

けーくん さん | 東京都 | 不明

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本のレビューではないのですが、本の題名に...

投稿日:2010/04/06 (火)

本のレビューではないのですが、本の題名になっている交響曲第一番がついに東京で演奏されました。 聴きに行ってきましたが、素晴らしい演奏会でした。 東京における初演であったわけですが、観客からあれだけの拍手を受けていたということは成功した演奏会だったといえるでしょう。 小難しい曲ばかりになってしまった「現代曲」のなかで、佐村河内さんは、 時流に乗らずより多くの人に自らの思いを伝えるために曲を書いているように思えました。  残念ながら今回の演奏は広島初演と同じく第二楽章を除いた抜粋だったのですが、八月十四日に京都コンサートホールで全三楽章の初演が行われるようです。 この曲に関心のある人は演奏会に行かれてはいかがでしょうか。

yachi さん | 埼玉県 | 不明

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佐村河内はもしかしたら現代ロマン派の天才...

投稿日:2008/01/26 (土)

佐村河内はもしかしたら現代ロマン派の天才かも知れない。しかし許先生の言われるような「深刻さ」は、不幸なことに私にはただの一片も感じられなかった。佐村河内の音楽に使われる短調は、使えば使うほど明るくユーモラスに感じられる。これは、あたかも彼の自叙伝を読めば読むほど「苦笑」が込み上げて来るという、残酷かつ不幸な逆説と似ている。あまりにも連続してうち続き、度を越した不幸な運命とは、誠に残酷なことに、それが他人の不幸である限りにおいて笑い話になる。彼の自叙伝を読む方にあらかじめ注意していただきたいのは、この本を読んだからといって、その内容が彼の音楽作品の評価に「絶対に絶対に」影響してはならないということだ。佐村河内は音楽を楽譜として、あたかも彫刻や建築物と似たようなものとしてとらえるヨーロッパ人的思考者であり、「作品の作者からの自立」を分っているはずだ。彼は自分の音楽の評価が安易な同情によって変えられることは望んでいないはずだ。いや、決して望んではならないのだ。この自叙伝は、佐村河内自身が自分の人生が他人に何らかの興味を与え、また問題提起になると考えた末のリリースだろう。実際この本を許先生がHMVの記事で取り上げたことで、私は彼の存在を初めて知り、入手可能なCDを幾つか手に入れ、彼の音楽の一端を知る事が出来たという点で、非常に有用だったと言える。もし彼の交響曲第一番が初演される際には、会場には私の姿があるだろう。・・・ところで・・・気付いた方もいると思うが、この本は戦後すぐの日本文学のある作品に、文体もストーリーのゆらぎ具合も似ている。私としては今度は佐村河内さんの書くフィクションを読んでみたいのだが・・・どうか。

フルヴェンの戦中盤ヲタ さん | 宮崎県北川町 | 不明

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読書メーターレビュー

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • megumiahuru さん

    ずっと積読にしていたのですが、「偽作」の報を受けて読みました。印象は何とも言えぬ複雑なものとなりました・・・。こういう読書体験も初めてです。「嘘」と分かっている、壮絶で心揺すぶられる言葉と向かい合うのは・・・。もちろん、ここに書いてあることの全てが「嘘」という訳ではないと思います(というか、思いたいです)。創られた音楽自体は素晴らしいものですし・・・。「嘘」に頼ってしまう人間の「弱さ」を思います。でも、その「弱さ」に向き合う勇気を持ちたい。絶版だそうですが、自戒の意味をこめて本棚に残しておこうと思います。

  • アリ子 さん

    ご本人の思惑に反して、世間では全聾であることが前に出すぎている感じがする。私もこの本を読んでいなかったら、彼の子供時代からの音楽との深い深いかかわりとか、じわじわと体に変調をきたし今や満身創痍な状態であることなどは分からなかった。1つの真実の音を得るために99を捨てる生き方は壮絶。「宝物は闇の中にこそある」

  • 美夜 さん

    クラシックオタの相方から勧められて読んで感想も書いたことがあったんだけど。まさか「全部嘘だったんだぜ」だという凄い展開になるとはね。相方なんかこの人のコンサートまで行ってたのになあ。私は全くのクラシック音痴だから、曲の善し悪しなんか全く分からないし、こんな長い曲最後まで聞いてられないから、音楽性に関してはなんも言えることはないですが。私はこの本を【病碩学】に類するものとして読んでました。(やっぱり芸術家って、なんか常人には理解不能なこだわりがないと、作品なんか生み出せないよなあ)と思ってました。

  • sun さん

    本人による半生記。細かいことはわかるが、あまり自分ではまとめて語らない方がいいと思う。 曲をもっと書いて欲しい

  • もよ さん

    興味から読み通しましたが、人に読ませる筆力のない文章です。それに、本当に曲を書いた本人なら(少なくともそう見せるなら)、曲の構造やモチーフ、全体として何を表したかったか、そういうことに関するコメントが欲しいです。

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