ペーパー・リリイ

佐原ひかり

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784309030500
ISBN 10 : 4309030505
フォーマット
出版社
発行年月
2022年07月
日本
追加情報
:
220p;19

内容詳細

杏、十七歳、結婚詐欺師の叔父に育てられている高校二年生。夏休みの朝、叔父に三百万円をだまし取られた女性キヨエが家にやってきた。キヨエに返してやりたい、人生を変える何かをしてあげたい。だってあたしは「詐欺師のこども」だから。家から五百万円を持ち出し、杏はキヨエと一週間限定の旅に出る。目指すは幻の百合!

【著者紹介】
佐原ひかり : 1992年、兵庫県生まれ。大阪大学文学部卒。2017年、「ままならないきみに」で第190回コバルト短編小説新人賞を受賞。2019年、「きみのゆくえに愛を手を」で第2回氷室冴子青春文学賞大賞を受賞。2021年、同作を改題・加筆した『ブラザーズ・ブラジャー』で本格デビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • machi☺︎︎゛ さん

    結婚詐欺師の娘、杏(17歳)とその詐欺師に騙されたキヨエ(38歳)の2人がある目的の為に旅をするという設定。エモいとか詰んだとか若者言葉がたくさん出てきて楽しく軽く読める感じ。でも家族や愛、友情などについて考えさせられる描写もあって良かった。人生って思っているほど長くない。だからできる経験はやっておきたいと思った。それと貰えるものは貰っておけ!

  • 美紀ちゃん さん

    騙された。 びっくりした。 ラストが面白かった。 結婚詐欺師に騙されたキヨエ。 結婚詐欺師の娘の杏。 2人の珍道中。 杏とキヨエと2人で百合を探しに行く冒険は、 ハプニングもあり、どうなるのか? ワクワクした。 高校生の杏の方が大人っぽく、 キヨエの方が、泣き出したり、それを杏が慰めたり、子供っぽいと思った。 あの涙は嘘なの? ヨータはどうしているかなぁ。 面白かった。

  • シャコタンブルー さん

    最初から最後まで圧倒的な疾走感が素晴らしかった。17歳の杏とその叔父に結婚詐欺で騙された37歳のキヨエの奇妙な二人が一緒に旅をすることになる。破天荒な杏と真面目なキヨエの微妙な距離感が旅を通して次第に友情や信頼が芽生えていく。個性豊かな登場人物と活き活きした会話、そして先の読めない展開は最高のロードノベルに欠かせない全ての要素が詰まっている。旅の途中で出会った怪しげな人たちとのエピソードも楽しくて、このまま永遠に旅が続いて欲しいと願った。驚愕のラストシーンは自然と笑顔が浮かび、清涼感溢れて大満足。

  • そら さん

    結婚詐欺で騙された男には高校生の娘がいた。その娘、杏と騙されたキヨエが共謀して、現金500万を持ち逃げする1週間のロードノベル。ドタバタ劇で、ありえない逃避行だけど、テンポが良くて、あっという間に読了。そんなに深い話ではない分、エンタメとしての気分転換が出きる感じ。ラストシーンにしっかりオチがあり、してやったり感が好感持てました。

  • がらくたどん さん

    『人間みたいに〜』が静ならこちらは動の面白さとのご紹介に惹かれて。家族でも友人でもなさそうな女子高生と三十路女性が謎のドライブ。詐欺絡みの珍道中というと『ペーパー・ムーン』という古い映画を思い出す。あなたのために精魂込めたオーダーメイドの「お手製の愛情」は、お返しが要りそうで返品もできなさそうで時に重く煩く、贅沢で有難いことと分かるだけに始末が悪い。そんな張りぼての百合のような彼女たちの二人行も、その小さな場面や相手の体温は確かにあって、だから思い出めいた記憶を胸に生きたい場所で生きてみたらいい。快作。

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佐原ひかり

1992年兵庫県生まれ。大阪大学文学部卒。2017年「ままならないきみに」で第190回コバルト短編小説新人賞を受賞。19年「きみのゆくえに愛を手を」で第2回氷室冴子青春文学賞大賞を受賞、21年同作を加筆・改題した『ブラザーズ・ブラジャー』で本格デビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されて

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