名曲の暗号 楽譜の裏に隠された真実を暴く

佐伯茂樹

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784276210639
ISBN 10 : 4276210631
フォーマット
出版社
発行年月
2013年12月
日本
追加情報
:
183p;19

商品説明

気分は音楽探偵!
歴史が長いだけに、クラシックの名曲にはあらゆる“定説”がこびりついている。本書はそんな定説を疑い、楽譜の中に込められた作曲家のメッセージを読み解く一冊。作曲当時の風俗や宗教を調査し、楽譜を追いながら真実へと近づいてゆくその過程は、まるで探偵のよう。呑み屋でも披露できそうなトリビア満載でありながら、筆者が足で稼いだ情報は説得力絶大。(CDジャーナル Book Review)

(CDジャーナル 2013年 2月号より)

内容詳細

目次 : ■第1章: 常識を疑うと見えてくる名曲の真相 / 名曲の標題(タイトル)を疑え! / 定説を疑え! / 不自然な楽器用法を疑え! / ■第2章: 名曲に隠された死の概念を知ろう / こんなにある!「縁起の悪い」表現手法 / クラシック名曲に聴く「死」 / ■第3章: 名曲に隠された暗号をあぶり出せ! / 「グレゴリオ聖歌」をめぐって / 秘密結社フリーメイソンの暗号〜3という数字と、ノックのリズム〜 / 特定の概念を表す調性や音 / ■第4章: 名曲のために特別に作られた楽器たち

【著者紹介】
佐伯茂樹 : 早稲田大学卒業後、東京藝術大学でトロンボーンを学ぶ。現在は、ピリオド楽器を中心に演奏活動をしており、古典アルトトロンボーンの他、日本で数少ないオフィクレイド奏者としても定評があり、バッハ・コレギウム・ジャパンやクラシカル・プレイヤーズ東京などに参加。一方、数多くの音楽雑誌で記事や論文を執筆。読売日本交響楽団、東京都交響楽団、NHK交響楽団の機関誌で連載を執筆したり、コンサートの監修も手掛けている。管楽器全般の研究で知られている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

ユーザーレビュー

総合評価

☆
☆
☆
☆
☆

0.0

★
★
★
★
★
 
0
★
★
★
★
☆
 
0
★
★
★
☆
☆
 
0
★
★
☆
☆
☆
 
0
★
☆
☆
☆
☆
 
0

読書メーターレビュー

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

powered by

  • まるほ さん

    かなり専門的ではあるが、とてもおもしろい本。▼著者は管楽器奏者(トロンボーン他)。というわけで、クラシックの名曲について、管楽器を軸にかなりの深度にまで言及している。相当マニアックな話もあるが、とても興味深く読んだ。ある程度クラシック音楽を知っていて、かつ楽譜を読むことができる方、管楽器を経験している方については、滅法面白いと思う。▼ドヴォルザークの『新世界より』には謎の管楽器の使用法があるのだが、本作でその謎が解明できた。他にもいろいろ興味深いトピックが満載。▼タイトルどおりの名曲の“暗号解読本”。

  • ニョンブーチョッパー さん

    ★★★★★ 主にオケ曲の裏事情がこれでもかというくらいたくさん書かれている。「おわりに」にあるように学術的な裏付けはないとのことだけれど、知らなかったネタ盛りだくさんでとても楽しめた。

  • ヨハネス さん

    期待以上に、めちゃくちゃ面白かったです。ベートーベンの運命は扉を叩く音ではなく、キオアジという鳥の鳴き声!アルルの女のメヌエットは美しいパースの娘の中の曲とは知ってたけど、原曲の主旋律はフルートではなくサックスの伴奏に聞こえる方だった。楽譜が多くて助かるけど、シューマン交響曲4番は今練習している曲なのに楽譜がなくて理解できず。全部楽譜があるとよかったな。管楽器の発達とともに音楽が進化したというより管楽器の発達が遅いせいでこんな不都合ばかり起こるんですね。指揮の勉強をしている人必読、いや指揮者なら常識か?

  • miwapicco さん

    これまでのイメージを覆す、びっくりなエピソード満載!そして「名画の謎」音楽版的な、このパートにこんな意味が紛れていてって、むちゃくちゃワクワクヾ(*´∀`*)ノ トロンボーンが、そして新世界二楽章が死のイメージたっぷりだったとは、、、それでも尚、二楽章は、より輝いて気持ちが揺さぶられる曲(*´`)

  • メタボン さん

    ☆☆☆ 楽器に関する著述が中心のどちらかと言えばマニアックな内容。怒りの日のテーマは知っていたが、ジュピター音型(ドレファミ)なるものがあるのは知らなかった。トロンボーンの音に神々しさを感じるのは、「エクアーレ」葬送をイメージするものからというのも興味深かった。マーラー、チャイコフスキー、ドボルザーク、ブラームスの交響曲に使われているエクアーレは死をイメージさせるものと考えると、曲の印象も深くなる。

レビューをもっと見る

(外部サイト)に移動します

人物・団体紹介

人物・団体ページへ

佐伯茂樹

早稲田大学卒業後、東京藝術大学でトロンボーンを学ぶ。古楽器を中心とした演奏活動を行なう傍ら、多くの音楽雑誌に論文や記事を執筆。東京藝術大学大学院で楽曲と楽器に関する講義を担当。東京藝術大学講師。東京ヒストリカルブラス主宰。2019年逝去。2020年、第32回ミュージック・ペンクラブ音楽賞(クラシック

プロフィール詳細へ

アート・エンタメ に関連する商品情報

おすすめの商品