東大落城 安田講堂攻防七十二時間

佐々淳行

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784163471402
ISBN 10 : 4163471405
フォーマット
出版社
発行年月
1993年01月
日本
追加情報
:
321p;20

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読書メーターレビュー

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  • まるぷー さん

    先に読んだ「浅間山山荘事件」の著書の関連で読了。昭和43年1月全共闘学生による東大安田講堂籠城立て籠り事件。何千人規模での機動隊による制圧のドキュメント。反安保や政治的意識の介入や東大の在り方など当時の学生のエネルギーがある意味で爆発した事件であり、壮絶な昭和を物語る出来事なんだと思う。平成のこの時代背景と学生そのものの意識の違いを思い知らされた。食事も摂る事なく従事した機動隊員に感服。それと、装備の補充の予算採りなど前線と会計側とのやり取りはこの時代からお役所的な思考があったのかと愕然とする。

  • seki さん

    東大安田講堂事件に警備一課長として奮闘した佐々氏の体験談的ノンフィクション。世代ではないが、興味深く読んだ。安保闘争に呼応した学生運動として、事件を捉えていたが、行き過ぎた官僚主義の東大と金権腐敗の進んだ日大への抗議から始まっていると知る。学生にも言い分はあろうが、火炎瓶や投石による執拗な破壊活動はあまりにも酷い。にも関わらず、学生側に死者を出さないという佐々氏ら警視庁の姿勢に感心する一方、当時の学生達を掻き立てたものはなんであろうかと考えてしまう。それにしても日大は変わってない。

  • しもうさ さん

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人物・団体紹介

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佐々淳行

1930年東京生まれ。東京大学法学部卒業後、国家地方警察本部(現警察庁)に入庁。目黒警察署勤務をふりだしに、警視庁外事・警備・人事課長、警察庁調査・外事・警備課長を歴任、「東大安田講堂事件」「連合赤軍あさま山荘事件」等では警備幕僚長として危機管理に携わる。その後、三重県警察本部長、防衛庁官房長、防衛

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