わが「軍師」論 後藤田正晴から鳩山由紀夫ブレーンまで 文春文庫

佐々淳行

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784167560164
ISBN 10 : 416756016X
フォーマット
出版社
発行年月
2010年05月
日本
追加情報
:
16cm,366p

内容詳細

古今東西、国家を率いるトップリーダーには、必ず「軍師」が控えていた。日本でも、安岡正篤師や後藤田正晴氏などが歴代首相を支えてきた。しかし、「軍師」なき今、1年前後で「首相交代」になる軽量内閣ばかり。元「軍師」でもある著者が、憂国の情をもって「軍師なき日本に明日はない」と強く訴える。

目次 : 1 なぜ、今「軍師論」なのか―軍師も股肱の臣もいない鳩山総理/ 2 大勝した石原都知事―反省しろよ慎太郎だけどやっぱり慎太郎/ 3 「軍師」のいなかった安倍晋三総理/ 4 昭和・平成の「軍師」蓋棺録/ 5 もし、我、日本国の「軍師」なりせば/ 6 「普通の国」になろう―真の「人権擁護」「民主主義」を考える

【著者紹介】
佐々淳行 : 1930年東京生まれ。東京大学法学部卒業後、国家地方警察本部(現警察庁)に入庁。目黒警察署勤務をふりだしに、警視庁外事・警備・人事課長、警察庁調査・外事・警備課長を歴任、「東大安田講堂事件」「連合赤軍あさま山荘事件」等では警備幕僚長として危機管理に携わる。その後、三重県警察本部長、防衛庁官房長、防衛施設庁長官等を経て、86年より初代内閣安全保障室長をつとめ、昭和天皇大喪の礼警備を最後に退官。以後は文筆、講演、テレビ出演と幅広く活躍(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • 金吾 さん

    危機管理の専門家として活躍した著者の話は参考になることが多いと思います。また21世紀初頭の日本の政治の状態が解りやすく書いています。鳩山総理、石原知事の話は面白かったです。

  • ひろし さん

    佐々さん初読。ここまで危機管理を熟知されている方が現役でないというのは非常に惜しい。東日本大震災を経ても非常時を想定できない(想定しようとしない)日本人の宿痾は本当にどうしたもんか。平時は日本式で治安維持して、有事を想定してアメリカ式の準備と法整備と訓練をするわけにはいかんのやろうか。『価値ある無駄』、『第5のタイヤ』にもっと力を尽くしてもいいと思う。

  • 鐵太郎 さん

    「夜警国家」を理想の一つと考える佐々氏の政治に対する考え方が、万人の賛同を得るかどうかはわかりません。抵抗を感じる人もいるかも知れない。氏の思う国家国民のあるべき姿に対して、違和感を覚える人も多いかもしれない。正直言って佐々氏のすべてに賛成できる訳ではない。しかし、そうは言っても佐々氏は、現代の世界の中で、常にその発言に耳を傾けるべき論客だと思うし、世に事があったときその意見を聞きたい人の一人、と思っている。文章に織り込まれた巧まざるユーモアも、注目点。読んでいて楽しい文章も、この方の魅力か。

  • むとうさん さん

    看板は相当偽りありで、最初3分の1くらいは軍師論だが後半は危機管理に関する話ばかり。経歴がまぁ警察、防衛といったあたりなので当たり前か。国家の最大の役割は安全保障である、というスタンスは、夜警国家の例もあげられていたがそれほど突飛なものでもないと思う。掲載誌の関係もあり所謂「保守」系の論調なのはまぁ仕方ない。自己犠牲云々とかの下りも、まったくもって賛成はしないけれど、こういう人こそが警察とか防衛にふさわしいんだろうなぁとは思う。第1次安倍政権はおメガネにかなわなかったようだけど、今回はどうですかねぇ。

  • うたまる さん

    「軍師論」というより、いつもの「危機管理論」。「忘れました」⇒「記憶にございません」⇒「知りませんでした」の変遷や、「無駄」と「価値ある無駄」の違いなど、参考になる点が多く、またその他の著者の主張についても概ね賛成できる。戸惑ったのはノーベル工業の志賀淑雄元少佐のエピソード。「日頃から功名を誇ってはいけないと戒めていた」という言葉通りの清廉な人物だったようだが、それを紹介する著者は呆れるほど自慢に次ぐ自慢。本書のあらゆる箇所で自己の経歴を自画自賛している。この悪癖が無ければ、もっと評価できるのだが。

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佐々淳行

1930年東京生まれ。東京大学法学部卒業後、国家地方警察本部(現警察庁)に入庁。目黒警察署勤務をふりだしに、警視庁外事・警備・人事課長、警察庁調査・外事・警備課長を歴任、「東大安田講堂事件」「連合赤軍あさま山荘事件」等では警備幕僚長として危機管理に携わる。その後、三重県警察本部長、防衛庁官房長、防衛

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