日本商人の源流 中世の商人たち ちくま学芸文庫

佐々木銀弥

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784480511225
ISBN 10 : 4480511229
フォーマット
出版社
発行年月
2022年06月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
追加情報
:
272p;15

内容詳細

大阪や東京日本橋界隈の問屋、観光地の朝市、縁日、門前町の商家など、その源流をさかのぼると、多くは中世社会にまでたどり着く。そして彼らの営業形態や商売人としての思想には、中世から引き継がれたものも少なくない。いわば現代経済社会の基礎は中世の商業社会にあるといえよう。本書は長く商業史を牽引してきた著者が、中世の個々の商人像にスポットライトをあてつつ、経済全体の流れについても描いてみせた商業史入門の傑作。朝廷に仕えた供御人、大原女などの行商人、都市の定住商人、戦国の豪商等々、さまざまな商人のしたたかな営業活動が、活き活きと浮かび上がる。

目次 : 1 中世商人の諸身分/ 2 行商・遍歴の商人たち/ 3 都市の商人/ 4 座商人/ 5 戦国の豪商たち/ 6 海の商人

【著者紹介】
佐々木銀弥 : 1925‐92年。中世商業史の分野をリードした歴史学者。東京大学文学部国史学科を卒業後、立正大学経済学部助教授、茨城大学人文学部助教授を経て、中央大学文学部教授を務めた(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • bapaksejahtera さん

    40数年前の本。歴史学がマルクス主義史観に覆われた時代、商業に関し京都町衆や国一揆による封建権力への抵抗が強調されたが、本書は寺社神人や宮廷供御人による座の形成から始まる商業の萌芽をバランス感覚を以て描く。信長を始めとする戦国時代を乗り切った武家政権による楽市楽座についても、近世的秩序確立への先進性とするような記述はない。京都町衆や堺の商人の文化継承への寄与の評価も十分だ。但し戦国武力の兵站を担い身分的に武士と不可分だった商人が、江戸期に至り形式としては劣位に置かれた理由についてもう少し説明が欲しかった。

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佐々木銀弥

1925‐92年。中世商業史の分野をリードした歴史学者。東京大学文学部国史学科を卒業後、立正大学経済学部助教授、茨城大学人文学部助教授を経て、中央大学文学部教授を務めた(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

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