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苦心の学友少年倶楽部名作選 講談社文芸文庫

佐々木邦

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784062903219
ISBN 10 : 4062903210
Format
Books
Publisher
Release Date
September/2016
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

読書青年が熱狂し、数十万部を発行した雑誌『少年倶楽部』に昭和二年から連載され、絶大な人気を博した長篇小説。伯爵家の三男の学友に選ばれた普通の家の少年が、上流家庭の生活に面くらい、とまどい、苦労を重ねる日々をユーモラスに描く。当時の世相を自然主義やプロレタリア文学とは一線を画した視点から鮮やかに描いた“社会小説”の傑作であり、ユーモア文学の金字塔。

【著者紹介】
佐々木邦 : 1883・5・4〜1964・9・22。作家、英文学者。静岡県生まれ。青山学院中等科、慶應義塾予科を経て明治学院を卒業後、岡山の第六高等学校教授、慶應義塾大学予科教授、明治学院大学教授等を歴任。英語・英文学を教える傍ら、小説を執筆する。日本におけるユーモア小説の開拓者。また、ユーモア作家倶楽部を結成したり、「ユーモアクラブ」を創刊するなど、ユーモア小説の普及にも努める(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • 優希

    面白かったです。伯爵家の学友に選ばれた普通の青年が上流階級の世界に飛び込んだ日々は面喰らうことの連続でした。自分とあまりにも違いすぎる世界に住む人たちと接する生活に戸惑いを隠せず、苦労が重なるのは当然のことだと思います。毎日が大変そうだと思いつつ、ユーモア小説として描かれているのでクスリとさせられる場面も多くありました。自然主義文学やプロレタリア文学が盛んな中で、このような作品が描かれていたことが意外に感じます。

  • りな

    「内藤君、きみは悪いことをしたことがあるかい?」「は?」「優等生だから、ないんだろう。なければわからない」春とヒコーキのエピグラフになっていたので読んだ。 こんな感想でいいのか分からないけど、日常系っぽいなと思った。 台詞も多くて読みやすかった。

  • Hiro

    丸谷才一などの言及でうっすらと知っていた本書が文庫になったのを機に読む。易しく、文字も詰まっていないので楽に読めたが、案外にその思想はしっかりしていると感じた。昭和初年にまだ江戸時代の身分制の名残がこれだけあったのかと驚くと同時に、その問題点を実にスマートに捉え、社会各層の立場や役割を踏まえてそれを解決すべく若者の向上心を促す作者の意図は明るく爽やかだ。時代も違うし、少年向けのジュニア小説という体裁なのに、いい歳をした私もついつい年甲斐もなく仕事や勉強にもっと精を出そうと励まされてしまうくらいの傑作。

  • アンコ椿

    タイトルを思い出せないけど少年時代に読んだ作者が懐かしく、読み始めた。しかし、昔の感動はない。

  • isbm

    ★★★

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