旗本退屈男 文春文庫

佐々木味津三

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784167801502
ISBN 10 : 4167801507
フォーマット
出版社
発行年月
2011年09月
日本
追加情報
:
16cm,558p

内容詳細

愛する妹・菊路の恋人が突如行方不明と聞かされ、早乙女主水之介の「退屈の虫」が鳴きだした!時は元禄、春の宵の色里吉原仲之町、旗本退屈男の異名をもつ主水之介が「この眉間の三日月が承知せぬわ」と大暴れする第一話を含め、東は仙台、西は京を舞台に全十一話を収録。時代小説、幻の代表作が待望の復刊。

【著者紹介】
佐々木味津三 : 1896(明治29)年3月、愛知県北設楽郡下津具村(現・設楽町)に生まれる。明治大学政経科を卒業後、雑誌記者をしながら同人雑誌に小説を書くうち菊池寛に見出され、1923(大正12)年『文藝春秋』創刊時に同人として迎えられる。新鋭作家としての地位を固めていたが、故郷に残された家族を養うために純文学から転向し、大衆小説を書くようになる。1934(昭和9)年2月死去(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • タツ フカガワ さん

    旗本退屈男こと早乙女主水之介は34歳で独身。禄1200石の無役の直参旗本で、剣は諸羽流の奥義を極める。が、元禄の太平に退屈し、直参旗本は江戸府内でも外泊禁止なのに騒動を求めて京、三河、身延、仙台、日光へ現れる。この退屈男、喜怒哀楽の「哀」が抜けたキャラクターで、旅人にどこから来たかと訊かれて「背中の向いている方から」と答えるほど。再読の今回も、その不思議なキャラクターがなにより面白かった。

  • うろん さん

    市川右太衛門先生の映画のイメージが強すぎるのか、いまひとつ入り込めませんでした。早乙女主水之介は市川右太衛門先生にかぎります

  • へたれのけい さん

    いや、莞爾莞爾。  右太衛門は原作の退屈男を見事に演じていたのが分りました。笑いっぷり、気風の良さ、堂々たる押し出し。好きなのは映画の方ですが、この小説があってこそ映画が出来たのだと実感。表紙もいける!

  • CCC さん

    終始一貫して軽快なノリだった。はるか昔の、しかし『例として挙げられることのない』娯楽小説。

  • Amarilli さん

    結論から云うと、面白かった。当方TV版も市川右太衛門も何も知らず、ある小説に『旗本退屈男のような』という表現が出ていたので興味有り。そこで成程これが退屈男と思い知らされましたが、読み始めは中々思うように進まず(※セリフを実際に音読するように読む為) ・・・でありましたが、さて。1929年4月に初登場してから80余年。古いな!勧善懲悪。弱きを助け、強気をくじく。すこぅし野暮ったいとも感じられるセリフ回しも、スルメよろしく読めば読むほど味がでること是イカに。ともあれ、地元図書館の特設コーナーにこそ感謝である

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佐々木味津三

1896(明治29)年3月、愛知県北設楽郡下津具村(現・設楽町)に生まれる。明治大学政経科を卒業後、雑誌記者をしながら同人雑誌に小説を書くうち菊池寛に見出され、1923(大正12)年『文藝春秋』創刊時に同人として迎えられる。新鋭作家としての地位を固めていたが、故郷に残された家族を養うために純文学から

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