モモンガの件はおまかせを 文春文庫

似鳥鶏

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784167908461
ISBN 10 : 4167908468
フォーマット
出版社
発行年月
2017年05月
日本
追加情報
:
253p;16

内容詳細

体重50キロ以上の謎の大型生物が山の集落に出現。その「怪物」を閉じ込めたはずの廃屋はもぬけの空だった。大人気動物園ミステリ。

お馴染みの楓ヶ丘動物園の飼育員たち――大型哺乳類担当の僕(桃本)、げっ歯類担当の七森さん、ツンデレ獣医の鴇先生、そしてカルト的人気、爬虫類担当の変態・服部くん――が、動物たちにまつわる謎を解き明かす、人気ミステリーシリーズ最新刊!



・楓ヶ丘動物園飼育員たちが休日にバーベキュー、僕と服部くんは買出しに出かける。犬の散歩をしている男に道を訪ねたのだが、連れていた柴犬の様子に僕は不審を抱く。

(「いつもと違うお散歩コース」)



・七森さんに憧れるボランティア少年長谷井翼君の友人・今成君の家猫スコティッシュフォールドのトビーが男に連れ去られたという。トビーは夜帰ってきたのだが、オートロックで密室の家に、男はどうやって侵入し、トビーを連れ出したのか?(「密室のニャー」)



・楓ヶ丘動物園飼育員メンバーの面々が、警察署から連れ立っての帰り道、僕の頭部にフクロモモンガが飛来してきた。どうも古いアパートの二階から逃げたらしいのだが、部屋の様子がおかしい。ドアを開けたところ、そこには部分的にミイラ化した死

【著者紹介】
似鳥鶏 : 1981年千葉県生まれ。2006年、『理由あって冬に出る』で第16回鮎川哲也賞に佳作入選し、デビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • 小梅 さん

    動物園ミステリー第4弾。 このシリーズ大好き!キャラ立ちが素晴らしく、それぞれが良い。 シリーズを通して、明るいタッチだけどテーマは重い。以前読んだペットショップの裏側的なノンフィクションの本を思い出した。鴇先生の実家の家業や、服部くんの広大な敷地の実家が出てきて興味深かった。 短編かと思いきや、全て伏線だったので、お見事でした。 素人の犬と玄人の犬の働きぶりの違いが「たぶん、あり得るよね〜」な感じでクスッとした。 桃くんガンバレ! でも、やっぱり…服部くんの変態さが素晴らしく好きです(๑˃̵ᴗ˂̵)

  • nobby さん

    シリーズ第4弾は動物園というより、もはや飼育員ミステリー(笑)相変わらず変態ぶり際立つ服部を筆頭に4人組のキャラが安定して魅力的。冒頭からトンデモない出来事が起こっていた前作までと違い、短編集の様相で読み始める。ようやくタイトルのモモンガ登場の3編め辺りから連なり始め、最終的に全て繋がっていく構成はお見事!中でも最終編での、“怪物”の正体を探り当て、捕捉する白熱の展開が面白い。最後に明らかになる真相は胸糞悪いが、動物への向き合い方への問題提起にはシリーズ毎度ながら考えさせられる…

  • 佐々陽太朗(K.Tsubota) さん

    ペットを巡る人間の身勝手ゆえの問題。これは結構深刻な問題である。その問題を真正面から取り組みながら、軽妙な語り口、登場人物の掛け合いがユーモラスで重くならず、ミステリ小説として存分に楽しませてくれる。お見事としか言いようがない。  相変わらず鴇先生は魅力的で今巻でも大活躍だが、今巻で特に爬虫類担当の服部君とその愛犬・ディオゲネスの活躍が目立った。変態服部君の無駄な知識も笑える。

  • NADIA さん

    ペットショップに行くと感じる「この子たちは売れ残ったらどうなっちゃうんだろう???」という後ろめたさとがっちりと向き合わされた。人気の犬、流行りの猫、珍しい動物、ペットを飼うことにより確かに日常がとても豊かに楽しくなるだろう。しかしペットは最後まで面倒を見る責任がある。そのあたりを軽く考えて、衝動的に購入する人も少なくないはずだ。そのペットを飼いきれなくなったその時にはどうするのか? この小説を読めばいじらしい命を粗末に扱うことはないだろう。ペットをいじめる人には服部君のお仕置きがあるはずだ。

  • ダイ@2019.11.2〜一時休止 さん

    楓ヶ丘動物園その4。連作短編集。本作では動物園内のシーンはほぼ出てこないです。でもペット問題みたいなのがメインに楽しめた。

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似鳥鶏

1981年千葉県生まれ。2006年、『理由あって冬に出る』で第16回鮎川哲也賞に佳作入選し、デビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

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