ニセドイツ 1

伸井太一

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784784511129
ISBN 10 : 4784511121
フォーマット
出版社
発行年月
2009年11月
日本
追加情報
:
19cm,159p

内容詳細

「今は亡き国」東ドイツの工業製品や巨像などの都市シンボルを紹介。東ドイツの誇る自動車・トラバントからマルチカー、鉄道、家庭用電化製品、パソコン、紋章、壁画、彫刻まで収録したカタログ式読み物。

【著者紹介】
伸井太一 : 京都府生まれ。北海道大学文学部卒。東京大学大学院修士課程修了。修士(学術)。専門は、ドイツ現代史。2006〜2009年までベルリン在住。現在、研究者兼フリーライター(ドイツ文化・歴史、サブカルチャーなど)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • C-biscuit さん

    図書館で目につき借りる。シリーズもののようであるが、近くに2巻がなかった。気になってしまう。この本は、旧東ドイツ製の工業品を紹介する本であり、紹介文が異常なまでにダジャレである。ダジャレ…。その中に、旧東ドイツの製品のジョークが紹介されているものもあり、これは、面白かった。内容は表紙にもあるトラバントから家電まで古い製品等が紹介されている。いつの時代を切り取るかであるが、最近までこのような性能のものが生産されていること自体が面白い。日本も田舎に行くと意外と古いものがあったりするが、ドイツはまた特別である。

  • 春ドーナツ さん

    書影の車は「トラバントP601(衛星という意味)」(製造1964〜90)です。愛称は「トラビ」。ボディはプラスチック。後年物資不足のときには紙も混ぜられたとか。また混合ガソリン車で排気ガスがピンクやら紫やらに染まっていて、運転中はオートバイの改造マフラーみたいな爆音を鳴らしていたそうです。車購入の予約をしてから納車まで平均12年くらい待ったらしい。部屋の本棚にレゴブロックを組み立てたフィアット500が飾ってあるのですが、レゴ社の最大マーケットはドイツということで、ここはひとつ「トラビ」をレゴ化して欲しい。

  • にしの さん

    ニセドイツとは今はなき東ドイツのこと。工業で名を馳せたドイツらしさがありながら、東側諸国ゆえの(西側に暮らす我々にとって)これじゃない感にあふれたカタログを読んでいると、無意味だと後指をさされそうな背徳感が味わえる。当時では絶対にあり得ないような趣味的な取り上げ方だが、それも時の流れか。昨今は80・90年代に流行ったキッチュが、そこを去ったことで今に残された魅力を呼んでいるように、ニセドイツな車や家電、モニュメントの数々にも同じものを感じる。マルクス先生はこんな商品価値をどういう風に考えたのだろうか。

  • 帯長襷 さん

    いかにも60年代〜70年代のテイストでなぜか懐かしさを感じる写真たち。レトロで可愛い。文章も…レトロで…親父ギャグの連発。このタッチが好きになれるかどうか。私は口説すぎて途中から写真だけ見て過ごしました。ギャグを強調しすぎててちょっと冷める感があって。ニセドイツが西ドイツのシャレとか、気付かないよ…

  • どぅまち さん

    40年ほど続いた幻のドイツを今振り返るのもドイツの今を考えるのには必要なのかもしれない。「ニセ」は決して「偽」ではなく、「似せ」という意味でとらえると、この「ニセドイツ」というタイトルが大きな意味を帯びてくる。ドイツのようでドイツでない東ドイツの文化を概観する、すこしキッチュじみていたり、(無駄に)技術的に突き詰めていたり、それでもやっぱり資金不足にたたられたり、共産主義の理想と限界が垣間見える。

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伸井太一

ドイツ製品文化・サブカルライター。東京大学大学院、ポツダム大学とハレ大学(ともに旧東ドイツ)などを経て、現在は東京の某女子大学でドイツ現代史の教育・研究に従事

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