げいさい 文春文庫

会田誠

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784167921156
ISBN 10 : 4167921154
フォーマット
出版社
発行年月
2023年10月
日本
追加情報
:
336p;16

内容詳細

佐渡出身で芸大志望の僕は多摩美の学園祭を訪れ、カオス化した打ち上げに参加する。酒を飲み芸術論を戦わせる中、僕は浪人生活を見つめ直す。表面的なテクニック重視の受験絵画は個性や自由といった芸術の理想とはかけ離れていた。真に人の心を揺さぶる表現とは。気鋭の現代美術家が揺れ動く青年期を鮮明に描いた傑作小説。

【著者紹介】
会田誠 : 1965年、新潟県生まれ。美術家。91年東京藝術大学大学院美術研究科修了。絵画、写真、映像、立体、パフォーマンス、小説、漫画など表現領域は多岐にわたる。2012‐13年には大規模な回顧展「会田誠展:天才でごめんなさい」(森美術館)が大きな話題となる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • 氷柱 さん

    1041作目。1月8日から。フィクションなのかノンフィクションなのかわからなくなる一作。展開としてはかなり盛り盛りにしているのだろうけれど、言いたいこととしては真なのだと思われる。天才たちもそのベールの向こうでは我々がぼんやりと考えるのと同じものを捉えていたのだとわかる一方で、距離が異なる分より鮮明に、そしてより身近なものとして認識しているということがわかる。何かを突き詰めると芸術に行き着くのだということもほんのり伝わって来る。探求してもし尽くせない独特な世界なのであった。

  • tomtake さん

    期待してた以上に面白かった。美術大学受験という自分にとって未知の領域に触れることが出来たし、議論されている芸術論も結構分かりやすかった。実話なのか小説なのか曖昧な感じの一夜の出来事と回想で構成されている。二朗が受験にもどったのかどうか、どちらも考えられて、先が知りたいと思った。表紙の絵がなにを描いているのかは、小説を読んでわかった。良い絵だと思う。

  • justdon'taskmewhatitwas さん

    芸術への初期衝動と、芸術家として喰って行く話以前の、芸術家の肩書を得る為に10代の若者に突き付けられるオトナな現実。言いたい事の細部と質感を大事にしたいと小説形式にした結果、人物が紋切型になったきらいもあるし、告白内容も想定内と言えば想定内。だが最近の読書がこの本を読む為にあった様な気もして、色々刺さる。ここでも黒田清輝は悪役キャラ。彼の人にもこういう若かりし過去もあったろうに。

  • たけ さん

    ★★★★☆ 会田誠さんの多分?、実話。 好きです。 これを読みながら、東京に向かい、山口晃さんの個展に行ったのも一興。 高校の先生、「努力している人が、全員、成功することはない。でも、成功している人は、努力している」という言葉を思い出しました。 妊娠の件は小説としては不要だったかも。

  • かんちゃん さん

    こころの動き、脈打つ感覚、心臓をわしづかみにされる感覚、とても不思議な作品でした。 読書の楽しみの一つですね。

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人物・団体紹介

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会田誠

美術家。1965年新潟県生まれ。1991年東京藝術大学大学院美術研究科修了(油画技法材料研究室)。1993年、レントゲン藝術研究所開催の展覧会「fo(u)rtunes」でデビュー。絵画、写真、映像、立体、パフォーマンス、インスタレーション、小説、漫画など、多岐にわたる表現領域を横断しつつ、国内外で活

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