後醍醐天皇と建武政権 読みなおす日本史

伊藤喜良

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784642071628
ISBN 10 : 4642071628
フォーマット
出版社
発行年月
2021年04月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
追加情報
:
192p;19

内容詳細

不徳の天皇・聖王・異形の王権―。後醍醐天皇ほど歴史的評価の揺れ動いた人物はいない。その実体はどうであったのか。行動と政策を検討し、目指した公武政権が三年で潰えた原因を、東アジア世界も視野に入れて考える。

目次 : 第1章 建武政権成立の歴史的前提/ 第2章 陰謀から討幕へ/ 第3章 建武政権の一年/ 第4章 新政権の中央と地方/ 第5章 矛盾と批判/ 第6章 落日の日々/ 終章 変転する建武政権の評価/ 補論 後醍醐天皇の評価をめぐって―「暗君」から「聖帝」への捏造

【著者紹介】
伊藤喜良 : 1944年長野県に生まれる。1974年東北大学大学院文学研究科博士課程修了。現在、福島大学名誉教授。文学博士(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • 魚京童! さん

    後醍醐天皇と二条河原落書が繋がっていたのが驚きだった。何も知らなかった。吉野とか南朝とか日本史は知らなかった。世界に目を向けすぎていた。中世とは一体という感じだった。網野さんの知識は断片すぎて、面白いんだけど、全体的な位置づけができていなかった。鎌倉殿の止めを刺して足利義満にやられたのか。藤原道長との違いがわからない。欠けたることもなしと思ったのは誰だよって感じ。面白いな。何も知らない。繋がりがわかった気がする。この人面白い。いい本を書いている。事実を並べてもわからないけど、きっとこうしたかったんだろうが

  • ohmi_jin さん

    既に20年以上前の本ではあるが、建武政権とはなんだったのか、という問いかけは今でも新鮮だと思う。「後醍醐天皇とは天皇制支配のルール解体を志向したことに意義があり、そういう意味では佐々木道誉や高師直など婆娑羅大名の総元締と見なすことができる」という部分は大変スリリングだ。

  • まちこ さん

    後醍醐天皇ってなんか三日天下みたいなひと?ってくらいの認識しかなかった世界史選択ですが改めて見るとすごい重要な人ですね。源氏が倒れたのに乗じて政権を取り戻そうとした後鳥羽上皇は破れて北条氏を盤石にし、貨幣に席捲され弱体化した鎌倉幕府を倒す中心となった後醍醐は伝統的な王政復古をしたかったのではなく「朕の新儀は未来の先例」と言ってまったく新しい行政組織をつくろうとした。そしてワンマンでやろうとしてグダグダになり皆に嫌われ「二条河原の落書」になっちゃうのである。北畠顕家にもきつく批判されてたとは知らなかったな。

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