昭和天皇伝 文春文庫

伊藤之雄

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784167900649
ISBN 10 : 4167900645
フォーマット
出版社
発行年月
2014年03月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
追加情報
:
589p;16

内容詳細

生気に満ちた皇太子時代、即位直後の迷いと苦悩。戦争へと向かう軍部を止めようとする懸命の努力、円熟の境地による戦争終結の決断、強い道義的責任の自覚を持って日本再建に尽力する戦後。母・貞明皇太后、妻・良子皇后、子・今上天皇と美智子妃などとの生々しい家庭生活にまで筆を費やした、司馬遼太郎賞受賞の傑作評伝!

目次 : 昭和天皇は「現代の君主のなかでもっとも率直ならざる」人間か―はじめに/ 第1部 皇孫・皇太子時代(期待の男子―明治大帝の初孫/ 楽しい少年時代―欧州風教育と乃木学習院長/ 明治天皇への憧れと大正天皇への敬愛―東宮御学問所/ 新しい世界への目覚め―大正デモクラシー・渡欧・結婚)/ 第2部 大日本帝国の立憲君主としての統治(新帝としての気負い―政党政治の始まり/ 誇りと正義感の代償―張作霖爆殺事件/ 重圧と自信喪失―ロンドン条約・満州事変/ 国際的孤立と軍統制への不安―国際連盟脱退と二・二六事件/ 見通しのない戦争―盧溝橋事件・三国軍事同盟/ 日米開戦への危機―日米交渉・南部仏印進駐/ 神に祈るしかない―太平洋・大陸での戦い/ 一撃講和から降伏の決断―本土決戦か敗戦か)/ 第3部 象徴天皇としての戦後―(天皇制を守る―民主化と象徴天皇制の成立/ 退位問題に揺れる―サンフランシスコ講和/ 象徴天皇と「戦争責任」への心の傷―日米安保体制と「豊かな」日本への道)/ 昭和天皇と昭和という時代―おわりに

【著者紹介】
伊藤之雄 : 1952年、福井県生まれ。京都大学大学院教授・博士(文学)。京都大学文学部史学科を経て、京都大学大学院文学研究科満期退学。2012年、『昭和天皇伝』で第15回司馬遼太郎賞を受賞した(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • り こ む ん さん

    誕生から崩御まで、各資料と側近の日記等から、見る昭和天皇。私が知っている昭和天皇は表紙に出ているお歳を召した姿。穏やかで、ちょっとたよりなさげな感じ。そして、あまり、笑わない。多分、子供の頃の記憶だから、笑っていたのだろうけど、忘れてしまったのだろう。昭和の幕開けは、戦争の幕開け。誰でも、生まれながら威信や風格をもっる訳でわない。若き昭和天皇もそだった。絶対的な権力を持っていると、思われがちだけど、そううではない。それを知るにはよい本だと思う。

  • 中年サラリーマン さん

    骨太の昭和天皇伝。25歳で天皇となり即、張作霖爆破事件による陸軍制御の必要に迫られる。が、維新を生き抜いた元老と共に国家を創り日清日露戦争時には年齢的にも円熟味をました手腕で陸軍と対話した明治天皇とは異なり昭和天皇は経験もなく若さゆえの気負いで自らの権威を落とし陸軍の専横を許していく。ここから昭和天皇の国家運営と陸軍対応の狭間での苦悩が始まる。それは、中国、米国との泥沼の戦争となるまで続く。いよいよ追詰められ更に原爆、ソ連参戦で陸軍真っ白の中、苦悩を乗り越え40代となり円熟味をました昭和天皇の姿があった。

  • 浅香山三郎 さん

    ところどころに先行研究による昭和天皇像への辛辣な批判を挟みながら、昭和天皇を史料に基づき論じる。さうすると、全体的には公式の昭和天皇のイメージが割りと妥当な線をいつてたんぢやないかといふのが、読後感のひとつである。立憲君主制のもとでの役割と制約を理解し、逸脱をせぬやうに努めたが、ポツダム宣言受諾(敗戦)の聖断に際しては、「円熟味を増した指導力」を発揮したといふ。論点が集中する戦前期のボリュームが多いが、戦後は皇后の問題行動や、周辺の「魔女」追放の一件にも触れ、宮中の問題に対処する姿をも描いて興味深い。

  • pudonsha さん

    25歳で践祚した昭和天皇は、若さから来る気負いもあって、張作霖爆殺事件の処理、ロンドン海軍軍縮条約問題、満州事変での朝鮮軍の独断越境への対応を誤り、軍部への威信を確立できず、その後も自分の意志に反して、日中戦争の拡大を太平洋戦争への道を止めることができなかった。それでも、太平洋戦争中の東條内閣の倒閣問題の頃から、政治指導に円熟味を増し、的確な状況判断のもとで慎重かつ果断な行動がとれるようになり、終戦への決断と実施では強いリーダーシップを発揮した。

  • junkoda さん

    とても良かった。天皇は常に正しかった、というように書かれることが多いけど、この本では明確な理想的な意見を持っていたために20代の張作霖爆殺・満州事変時代は軍と明らかに対立し、軍に影響を及ぼせなかったと言っている。思い当たることは多々ある。なるほど、それが政治というものか。面白いテーマなので、それが二二六、太平洋戦争開戦、終戦と経るにしたがってどうなったのかも描いてほしかった。天皇が陸軍に不信を持っているのはわかったけど、陸軍はどうだったのか。

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