韓国カルチャー 隣人の素顔と現在 集英社新書

伊東順子

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784087211993
ISBN 10 : 4087211991
フォーマット
出版社
発行年月
2022年01月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
追加情報
:
256p;18

内容詳細

韓国カルチャーが世界で人気を得る、その理由は?

韓国人にとってのパワーワード「ヒョン(兄)」の意味は? 
一般富裕層とは違う、財閥の役割とは?
挨拶がわりの「ご飯を食べましたか?」が持つ意味は? 

本書で取り上げるのは、小説・映画『82年生まれ、キム・ジヨン』、ドラマ『サイコだけど大丈夫』『愛の不時着』『梨泰院クラス』『Mine』『SKYキャッスル』『賢い医師生活』、映画『南部軍』『ミナリ』『タクシー運転手 約束は海を越えて』、小説『もう死んでいる十二人の女たちと』『こびとが打ち上げた小さなボール』『野蛮なアリスさん』など……。
近年話題となった小説、ドラマ、映画などのさまざまなカルチャーから見た、韓国のリアルな姿を考察する。

【主な内容】
・キム・ジヨンはなぜ秋夕の日に憑依したか?
・治癒のための韓国料理、チャンポンとテンジャンチゲ
・日本とほぼ同時期に始まった、北朝鮮の韓流ブーム
・男の友情を南北関係に重ねる、パワーワードとしての「ヒョン(兄)」
・性的マイノリティと梨泰院
・『ミナリ』は『パラサイト』とは真逆の映画かもしれない
・財閥ファミリーの結婚
・3年前に大ヒットした、もうひとつの「上流階級ドラマ」
・悩める40代、エリート医師たちはどんな人生を選択するのだろう?
・自分が属するステータスを表す「住まい」
・チョンセの起源とその功罪

【著者プロフィール】
伊東順子(いとう・じゅんこ)
ライター、編集・翻訳業。愛知県生まれ。1990年に渡韓。ソウルで企画・翻訳オフィスを運営。2017年に同人雑誌『中くらいの友だち――韓くに手帖』」(皓星社)を創刊。
著書に、『もう日本を気にしなくなった韓国人』(洋泉社新書)、『ピビンバの国の女性たち』(講談社文庫)、『韓国 現地からの報告――セウォル号事件から文在寅政権まで』(ちくま新書)等。

【著者紹介】
伊東順子 : ライター、編集・翻訳業。愛知県生まれ。1990年に渡韓。ソウルで企画・翻訳オフィスを運営。2017年に同人雑誌『中くらいの友だち―韓くに手帖』(皓星社)を創刊(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • おかむら さん

    韓ドラ、韓国映画、韓国文学をもっと楽しむためのリアル韓国事情解説。映画は「ミナリ」「パラサイト」「82年生まれキムジヨン」「タクシー運転手」など。ドラマは「愛の不時着」「サイコだけど大丈夫」「梨泰院クラス」「mine」「SKYキャッスル」「賢い医師生活」など。見たやつか見たいやつばかり。ネタバレを巧妙に避けてくれてるので安心。北朝鮮では「オッパ」は「変態的な傀儡の言葉」だそうだよ。へえー!

  • cao-rin さん

    なんだかんだ言って、自分の中では冬ソナ辺りからずっと韓流ブームに浸っている。でもどれだけ韓国の事を知っていたかな?この本を読んで知らなかった事、ベトナム戦争への参戦、1987年迄続いてきた独裁軍事政権、財閥と富裕層の違い、不動産事情等々…ドラマや映画、書籍を紹介しつつ韓国のそういった知られざる文化を分かりやすく説明してあり、益々隣国への興味が湧いてきた。良くも悪くも何てエネルギッシュでストレートなお国柄なんだろう!短期間での目覚ましい成長の理由が分かるような気がする。翻って日本の衰退ぶりが悲しい😔

  • kan さん

    韓国のドラマや映画や小説を基に、現代韓国事情を紐解く興味深い一冊。不動産事情も、お受験も、夫婦別姓も、財閥と超富裕層も、解説はもちろん描かれ方も含めとても面白かった。親しい間柄のみに許される呼び名への変更など、映画の鍵となるシーンの間接的な描き方はとても美しく、見ている方にもじんわりと響くものなのだろう。韓国語に限らず外国語や異文化の前提を知り、各作品のメッセージや見せ方を理解できると深みが増す。その前提のいくつかを示してくれ、韓国理解の大きな助けとなりそうな一冊だった。

  • 二人娘の父 さん

    待ちにまった伊東さんの韓国情報のまとめ。コロナ禍でまさに私が見てきたドラマや映画の数々が、見事なキレ味の解説で深みを与えていただく。私的にずっと関心を持っている光州事件についての解説は、あらためて関連する作品を見直したくなった。またチョンセの実感的な記述も非常に興味深い。今後も日本と韓国をつなぐ活動をお願いします。

  • あまね さん

    とても面白かったです。韓国&韓ドラがお好きな方は、是非にとオススメしたいです。『82年生まれ、キム・ジヨン』『サイコだけど大丈夫』『愛の不時着』『梨泰院グラス』『SKYキャッスル』等々、私も楽しんでいた(もしくは、これから見ようと思っている)作品に絡めて韓国の文化と歴史を書かれているためとても興味深く読むことができました。著者は1990年代から韓国にお住まいとか。やっぱり、肌感覚が違うなぁと思いました。

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