重力ピエロ 新潮文庫

伊坂幸太郎

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784101250236
ISBN 10 : 4101250235
フォーマット
出版社
発行年月
2006年06月
日本
追加情報
:
16cm,485p

商品説明

ルールは越えられる。世界だって変えられる。読書界を圧倒した記念碑的名作。文庫化にあたり改稿。

兄は泉水、二つ下の弟は春、優しい父、美しい母。家族には、過去に辛い出来事があった。その記憶を抱えて兄弟が大人になった頃、事件は始まる。連続放火と、火事を予見するような謎のグラフィティアートの出現。そしてそのグラフィティアートと遺伝子のルールの奇妙なリンク。謎解きに乗り出した兄が遂に直面する圧倒的な真実とは――。溢れくる未知の感動、小説の奇跡が今ここに。

内容詳細

兄は泉水、二つ下の弟は春、優しい父、美しい母。家族には、過去に辛い出来事があった。その記憶を抱えて兄弟が大人になった頃、事件は始まる。連続放火と、火事を予見するような謎のグラフィティアートの出現。そしてそのグラフィティアートと遺伝子のルールの奇妙なリンク。謎解きに乗り出した兄が遂に直面する圧倒的な真実とは―。溢れくる未知の感動、小説の奇跡が今ここに。

【著者紹介】
伊坂幸太郎 : 1971(昭和46)年千葉県生れ。’95(平成7)年東北大学法学部卒業。2000年『オーデュボンの祈り』で、新潮ミステリー倶楽部賞を受賞し、デビュー。’02年刊行の『ラッシュライフ』が各紙誌で絶賛され、好評を博す。’03年に発表した『重力ピエロ』は、ミステリファン以外の読者からも喝采をもって迎えられ、一気に読者層を広げた。また『重力ピエロ』で、七〇年代生れとしては、初の直木賞の候補となる。’04年『チルドレン』、’05年『グラスホッパー』、’06年『死神の精度』が直木賞候補に。’04年『アヒルと鴨のコインロッカー』で吉川英治文学新人賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

総合評価

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遺伝子や親子の定義や倫理観や正義感やらさ...

投稿日:2011/07/03 (日)

遺伝子や親子の定義や倫理観や正義感やらさまざまなテーマが、まさに遺伝子のように螺旋してきれいにおさまったかのような作品。他の伊坂先生の作品のキャラクターも出てるのでそれを探すのも面白いかも。

K-K さん | 不明 | 不明

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 出だしから凄くインパクトがあり、倫理観...

投稿日:2010/08/11 (水)

 出だしから凄くインパクトがあり、倫理観とかを問題提起しているような感じで凄く考えさせられる感じの作品。

fumi さん | 神奈川県 | 不明

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「春が二階から落ちてきた。」 私もこの冒...

投稿日:2009/12/08 (火)

「春が二階から落ちてきた。」 私もこの冒頭の言葉にハッとさせられた一人です。語り口は終始とても伊坂さんらし言い回しで、伊坂さんファンなら少なくとも「まぁまぁ」、はまれば「おもしろかった!」と言っていただけるのでは。 伏線もたくさんで(嘘伏線もありますが。笑)ミステリちっくですが、「春」くんのプロフィールなんかはSF並みに素晴らしく…。こういうところが、とても読みやすくていいです。500ページ近くありますが、あっという間に読めました。おもしろいですよ。

ぺんたん さん | 兵庫県 | 不明

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読書メーターレビュー

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • サム・ミイラ さん

    初伊坂幸太郎作品。読まず嫌いでした。これほどいい作品とは思わず早く読んでおけば良かったと後悔。連続放火事件で露になる出生の謎と家族の絆。重いテーマながら時にユーモラスで粋、軽妙洒脱とはまさにこの作品の事です。特に会話のセンスが凄い。今まで読んだ作家さんの中で一番。放送作家でも成功間違いなし。なるわけないけど。しばらく伊坂幸太郎にドップリになりそうです(笑)

  • ヴェネツィア さん

    モザイク・ラセンとバタイユとガンジー。作品中に頻出するのが、これら3つのキー・コードだ。とりわけモザイク・ラセンは春の出自にも、そして小説全体の展開にも深く係わり、そこからは構想の緻密さを窺わせる。その一方でよくわからない、というかむしろ小説の内容とは齟齬をきたすのではないかと思われるのがガンジー。謎は残るが、展開のスピードは速く、文体は滑ってゆくように軽やかだ。巻末の参考文献の多さを見ると、伊坂氏も相当な意気込みをもって書いた作品だったのだろう。

  • 遥かなる想い さん

    2003年このミス国内第三位。 兄は泉水、二つ下の弟は春、優しい父、美しい母。書評には、空中ブランコを飛ぶピエロが、一瞬だけ重力を忘れることができるように、 いかに困難なことであっても必ず飛び越えることができる、という著者の信念が感じられるとあったが、私には途中からよくわからなくなった。「春」という、母親がレイプされたときに身ごもった子の存在感は抜群なのだが…

  • HIRO1970 さん

    ⭐️⭐️⭐️伊坂さんは今回初めて手に取りました。特に後半は惹き込まれてしまいサクッと読めてしまいました。全く違う作品なのですが、何故か読後感が初期の村上春樹さんに似ている感じがしました。何となく今後は私の中の気になる作家陣に仲間入りしそうな気配がしました。

  • 抹茶モナカ さん

    映画が面白かったので読みました。あまり良くなかったかな。僕も弟いるけど、あまり感じる部分もなく。伊坂幸太郎さんは兄弟いるのかな。冒頭と最後を飾る詩的な一行は、作家的感性の賜物で、僕のような人間の頭からは出て来ないだろう、とは思うのだけど、家族の情の描き方は主要なテーマの筈なのに平板な印象。

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人物・団体紹介

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伊坂幸太郎

1971年千葉県生まれ。東北大学法学部卒業。2000年『オーデュボンの祈り』で第5回新潮ミステリー倶楽部賞を受賞しデビュー。04年『アヒルの鴨とコインロッカー』で第25回吉川英治文学新人賞、短編「死神の精度」で第57回日本推理作家協会賞(短編部門)、08年『ゴールデンスランバー』で第5回本屋大賞・第

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