夜の国のクーパー

伊坂幸太郎

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784488024949
ISBN 10 : 4488024947
フォーマット
出版社
発行年月
2012年05月
日本
追加情報
:
404p 19cm(B6)

内容詳細

この国は戦争に負けたのだそうだ。占領軍の先発隊がやってきて、町の人間はそわそわ、おどおどしている。はるか昔にも鉄国に負けたらしいけれど、戦争に負けるのがどういうことなのか、町の人間は経験がないからわからない。人間より寿命が短いのだから、猫の僕だって当然わからない──。
これは猫と戦争と、そして何より、世界の理のおはなし。
どこか不思議になつかしいような/誰も一度も読んだことのない、破格の小説をお届けします。


ジャンル分け不要不可、渾身の傑作。伊坂幸太郎が放つ、10作目の書き下ろし長編。
著者あとがき=伊坂幸太郎

ユーザーレビュー

総合評価

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妻に浮気された憂さ晴らしに一人で釣りに出...

投稿日:2013/03/17 (日)

妻に浮気された憂さ晴らしに一人で釣りに出かけたら高波に襲われ、気が付けば見知らぬ土地に迷い込んでいた。目の前には喋る猫。 という「不思議の国のアリス」を彷彿とさせるファンタジー作品です。 ファンタジーといっても魔法が出てきたりするのではなく、どちらかというと「オーデュボンの祈り」のような少し変わった世界に来てしまったぞ、という感じ。 いろいろ感想はあるけれど、とにかく鼠が気に入りました。トムとジェリー然りネズミ小僧然り「ネズミ=小賢しくて意地が悪い」というイメージが多い中、この物語の鼠たちはとても生真面目で誠実です(笑)。

ふじこ さん | 福岡県 | 不明

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絶望的だったり残酷なことが起こったりする...

投稿日:2012/10/04 (木)

絶望的だったり残酷なことが起こったりするのに、不思議と温かみを感じ続けられる物語でした。猫のおかげかも。

vell さん | 東京都 | 不明

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 どうしても、初期の作品の方が読みやすい...

投稿日:2012/10/04 (木)

 どうしても、初期の作品の方が読みやすいな・・・と思う。

fumi さん | 神奈川県 | 不明

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読書メーターレビュー

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • kishikan さん

    あとがきで伊坂さんは、作中人物の名前については大江作品の影響があったと言うけれど、この小説全体に漂う雰囲気は宮沢賢治だったなぁ。この小説は純な世界に住む「猫」と現代人の「僕」という二つの視点で描かれた物語。伊坂さんらしいのはスゥィフトのガリバー物語を彷彿させながら、現代の政治や社会経済の矛盾を痛烈に指摘するところ。ファンタジー的なストーリは、伊坂さんの新境地という感じがする。その点これまでの作風と異なりとっつきにくいと思う人もいるだろうけど、僕は一段の高みに達したと評価したい。更なる活躍を期待したい。

  • 扉のこちら側 さん

    初読。現代物だと思って読み始めたら、予想外にファンタジーで戸惑ったが、すんなり入り込めた。猫が語り手というのと、何も知らない日本人の彼へ国や戦争のことを教えていくという設定があったからだと思う。統治者のやり方とか、生け贄となりクーパーの兵士とか、人間の裏の面が書かれていたけれど、最後は綺麗にまとまっていた。

  • yu さん

    一言で言うなら、大人の童話。オーデュボンの祈りの優午のような、不思議な世界観を味わえる。仙台から船で出発したら、こんな世界にたどり着けるのかなぁと思わずにいられない。 優午に会えるのか、トム君に会えるのかはその人次第?最後はやっぱり「帰る」んだろうけど、一度はこんな世界に紛れこむのもいいな。 そして、猫の世界の描き方がすごくいい。猫のつれなさがよくわかる。 猫を飼ったら名前はトムとギャロにしよう(2匹飼うのが前提?)。「会いたかったよ、トム」って言おう。

  • ダイ@2019.11.2〜一時休止 さん

    猫と話のできる男と猫が主人公のSF小説?。一気に回収されていく終盤は流石で、ハッピーエンドっぽい終わり方も良かった。

  • まひはる さん

    クーパーとは? クーパーの兵士とは?なんだか謎の匂いは冒頭からプンプンにおってはいるものの、ギリギリ最終章まで引っ張られる。なんだかよくできたおとぎ話のようで、若干物足りなさを感じたが、独特の浮遊感は健在。後味の良さも、気分転換にはピッタリの物語だった。

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人物・団体紹介

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伊坂幸太郎

1971年千葉県生まれ。2000年、『オーデュボンの祈り』で第5回新潮ミステリー倶楽部賞を受賞し、デビュー。’04年、『アヒルと鴨のコインロッカー』で第25回吉川英治文学新人賞、「死神の精度」で第57回日本推理作家協会賞短編賞を受賞。’08年、『ゴールデンスランバー』で第5回本屋大賞、第21回山本周

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