今はちょっと、ついてないだけ

伊吹有喜

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784334910839
ISBN 10 : 4334910831
フォーマット
出版社
発行年月
2016年03月
日本
追加情報
:
292p;19

内容詳細

かつて、世界の秘境を旅するテレビ番組で一躍脚光を浴びた、「ネイチャリング・フォトグラファー」の立花浩樹。バブル崩壊で全てを失ってから15年、事務所の社長に負わされた借金を返すためだけに生きてきた。必死に完済し、気付けば四十代。夢も恋人もなく、母親の家からパチンコに通う日々。ある日、母親の友人・静枝に写真を撮ってほしいと頼まれた立花は、ずっと忘れていたカメラを構える喜びを思い出す。もう一度やり直そうと上京して住み始めたシェアハウスには、同じように人生に敗れた者たちが集まり…。一度は人生に敗れた男女の再び歩み出す姿が胸を打つ、感動の物語。

【著者紹介】
伊吹有喜 : 三重県生まれ。中央大学法学部卒。2008年『風待ちのひと』(「夏の終わりのトラヴィアータ」改題)で第三回ポプラ社小説大賞特別賞を受賞し、デビュー。第二作『四十九日のレシピ』が大きな話題となり、NHKでドラマ化の後、映画化。14年、『ミッドナイト・バス』が第27回山本周五郎賞候補、第151回直木三十五賞候補になる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

ユーザーレビュー

総合評価

☆
☆
☆
☆
☆

0.0

★
★
★
★
★
 
0
★
★
★
★
☆
 
0
★
★
★
☆
☆
 
0
★
★
☆
☆
☆
 
0
★
☆
☆
☆
☆
 
0

読書メーターレビュー

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

powered by

  • takaC さん

    20日のうちに読み終わったのだけど、やや強引な幕引きは雑誌連載じゃあ仕方ないのかななんて思いながら片付け事してるうちに記録し忘れたまま寝てしまった。

  • Atsushi さん

    「バブル崩壊」という言葉が使われるようになって久しいが、当時金融機関に勤めていた自分は、「株と土地は永遠に値上がりする」と信じていた。狂った時代はあっという間に終わり、この物語の主人公のように「その後の敗戦処理」に多くの時間を費やしてしまう。「ナカメシェアハウス」に集う登場人物たちは自らを、「今はちょっと、ついてないだけ」と受け止め、苦しみ、悩みながら「見たことがない景色を見たい」と新たな道を歩み始める。そんなラストは感動的。最初「嫌な奴」として現れる宮川の亡き母への思いに涙腺が緩んだ。佐山さんも頑張れ!

  • いつでも母さん さん

    「若くて未熟で無自覚だった男が救命艇から投げられた浮き輪を、他の人が使えなくなるからと十数年かけて自力で陸を目指して泳いだ」という過去を持つ四十代の写真家・立花とそれぞれにちょっと躓いた男女が寄り添い支えあいながら再生していく優しい短編連作品。どれもじーんと温かく心に残る。人生はそんなに悪くない。幾つからでもまた始められるんだって気持ちにさせてくれる、心地よい読後感だった。立花の母が良い。やっぱり母親には敵わないや・・タイトルがまた良い。

  • おしゃべりメガネ さん

    人情モノの名手伊吹さんでこのタイトルとくれば読まないワケにはいかないですよね、やっぱり。地味ながらも人間味あふれるキャラでしっかりと物語の展開を支えていくので、やはり読んでいて安心します。今作もドロップアウトした何人かがシェアハウスで共同生活していくうちに、それぞれが支えあって再生していくというお話です。大きな感動や涙が止まらないというような感じではありませんが、読み続けていくうちに「いいなぁ、頑張らないとなぁ」とジンワリと勇気づけられる流れにココロが落ち着きます。伊吹さん、こういう作品、ホント上手です。

  • Hideto-S@仮想本屋【おとなの絵本屋 月舟書房】 さん

    かつての若者が40歳を過ぎて『人生の敗者復活戦』に挑む7篇の連作小説。80年代のテレビ番組で人気を博したタチバナ・コウキ。バブルが弾け番組は終了。先輩の連帯保証人になっていた彼は莫大な借金を背負った。返済したが将来の展望もなかったタチバナは、たまたま撮った写真がきっかけで写真家として再起を目指す。彼の元には、人生の岐路に立つ男女が吸い寄せられるように集まってくる……。同じ作者の『BAR追分』を思わせるテイスト。寂しい中年を描くのが実にうまい。諦めない限り敗北はない……これはファンタジーではないと信じたい。

レビューをもっと見る

(外部サイト)に移動します

人物・団体紹介

人物・団体ページへ

伊吹有喜

1969年三重県生まれ。中央大学法学部卒。出版社勤務を経て、2008年「風待ちのひと」(「夏の終わりのトラヴィアータ」改題)で第3回ポプラ社小説大賞・特別賞を受賞してデビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

プロフィール詳細へ

文芸 に関連する商品情報

おすすめの商品