Books

不思議3d地形図鑑

Keisuke Imao

Product Details

ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784022520289
ISBN 10 : 4022520280
Format
Books
Publisher
Release Date
January/2025
Japan

Content Description

日本・世界の土地の形状が生み出した
変な「絶景」をななめ読み!

最新鋭の観測衛星から取得した超高解像度の衛星画像を3次元生成アルゴリズムで再構築。
「3Dで俯瞰する“地形名所”巡り」

【第1章】海の地形──波と土砂の造形 
エビのシッポ型に延びた砂嘴──北海道・野付半島 
細長く延びた自然の防波堤──由良・淡路の橋立 
海岸に連なるラグーン──十勝・湧洞沼ほか 
休みなく波が削った断崖──銚子・屏風ヶ浦 
海沿いに連なる崖と台地──室戸の海成段丘 
複雑に入り組んだ海岸──溺れ谷・対馬 
無数の島々が点在する多島海──フィンランド 
魚の骨のように細く長く──愛媛・由良半島 
まんじゅう型の島──隆起珊瑚礁の沖縄・多良間島 

【第2章】川の地形──流れが作る百態 
アラベスク文様で蛇行する──佐賀・六角川 
究極の蛇行とその旧河道──千葉・小櫃川 
自由に蛇行させたらどうなる?──ロシア・ハバロフスク付近 
山を穿って大胆に曲流──大井川上流 
信濃川沿いに広がる段テラス──新潟・十日町の河岸段丘 
天竜川とその支流が刻む造形──信州・伊那谷 
北海道の山奥で繰り広げられた戦い──恵岱別川vs信砂川の河川争奪 
スケルトンのように堆積──ミシシッピ河口の三角州 
鳥のアシ型の三角州──琵琶湖・安曇川河口 
川の下を列車がくぐる──京都府南部の天井川 
川が山を断ち切った理由──米アパラチア山脈とサスケハナ川 
地球寒冷化の置き土産──スイスのアレッチ氷河 

【第3章】火山と地盤──地球の熱は今も 
カルデラ中央の火山造形──阿蘇 
崩壊したカルデラと明瞭な噴火口──浅間山 
外輪山に囲まれた箱庭──箱根カルデラ 
電車がほっと一息つく緩傾斜地──箱根・大平台 
「国後富士」にも立派なカルデラ──爺爺岳
なぜか文字通り丸い水田地帯──鹿児島・米丸 
ぽっかり空いた2つの大穴──三宅島のマール 
溶岩台地の高原に生まれたてのスコリア丘──伊豆・大室山 
上から見たら大穴──ハワイ・ダイヤモンドヘッド 
西日本をどこまでも貫くライン──中央構造線 
絵に描いたサカナの形──トカラの火山島・横当島 
弘法大師が建てた橋脚はマグマ貫入の痕──橋杭岩 

【第4章】農業景観──先祖が耕した作品群 
宇宙からも見える格子縞──道東の防風林 
干満の差が大きい筑後平野のクリーク──大木・柳川 
耕して天に至る──丸山千枚田 
棚田を転用した錦鯉の池──旧山古志村 
まるでエッシャーの騙し絵?──児島湾の干拓地 
台地を侵食する細長い谷──千葉・下総台地 
屋敷森のある家屋が点在──富山・砺波平野の散居村 
火砕流台地に広がるパッチワーク──北海道・美瑛 

【第5章】人工改変地──幾何学模様に理由あり 
八稜郭の中に整然たる街区──仏アルザス・ヌフブリザック 
信州にもあった五稜郭──佐久・龍岡城 
住宅の中に多くの古墳が点在する町──藤井寺・羽曳野 
古代のグリッドが今に残る──奈良・大和盆地 
澪筋あるラグーンの砂上都市──イタリア・ヴェネツィア 
人造湖中では世界最大──カナダ・ルネルヴァスール島 
溜池の中に日本列島がある理由──伊丹・昆陽池 
地図上に表れた円形──横浜・米軍通信所跡 
山の跡に敷き詰められたソーラーパネル──千葉・富津 
山をごっそり削った土は関西空港へ──和歌山・加太 

<著者プロフィール>
今尾 恵介( いまお・けいすけ)
地図研究家。1959 年横浜市出身。明治大学文学部ドイツ文学専攻中退。一般財団法人日本地図センター客員研究員、日本地図学会「地図と地名」専門部会主査などを務める。著書に『地図マニア 空想の旅』(集英社インターナショナル/第2 回斎藤茂太賞受賞)、『今尾恵介責任編集 地図と鉄道』(洋泉社/第43 回交通図書賞受賞)、『地名崩壊』(角川新書)、『地図帳の深読み』(帝国書院)、監修に『日本200 年地図』(河出書房新社/第13 回日本地図学会学会賞作品・出版賞受賞)など多数。


【著者紹介】
今尾恵介 : 地図研究家。1959年横浜市出身。明治大学文学部ドイツ文学専攻中退。一般財団法人日本地図センター客員研究員、日本地図学会「地図と地名」専門部会主査などを務める。著書に『地図マニア 空想の旅』(集英社インターナショナル/第2回斎藤茂太賞受賞)、監修に『日本200年地図』(河出書房新社/第13回日本地図学会学会賞作品・出版賞受賞)など多数(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

Customer Reviews

Comprehensive Evaluation

☆
☆
☆
☆
☆

0.0

★
★
★
★
★
 
0
★
★
★
★
☆
 
0
★
★
★
☆
☆
 
0
★
★
☆
☆
☆
 
0
★
☆
☆
☆
☆
 
0

Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

powered by

  • starbro

    3D&最先端技術で、ユニークな地形がリアルに解る、不思議と言うよりも、楽しめる図鑑です。 タモリもお気に入りではないでしょうか❓ https://publications.asahi.com/product/25195.html

  • yyrn

    鳥観図が好きで手に取った。3D画像の出来はちょっと甘いと思うが(現在の利用可能な衛星画像データではこれが精一杯?)単なる航空写真では今ひとつ掴み切れなかった地形の特徴が強調して表示されているので、思いがけない高さが続く海岸線の断崖の迫力や渓谷の深さなどが良く分かって、数百年、数千年かけてできた自然が織りなす造形美を改めて楽しむことができた。河川の大蛇行も凄いし、人間が作り出した幾何学模様的な農地も美しいが、岡山県児島湾の農地は誰もが騙されると思うw。なお、河川争奪の説明はイラストの方が分かり易かった。

  • ろべると

    地図や地名に関する本を量産している著者、今回は超高解像度の人工衛星画像と3D地形図などにより日本を中心とした不思議な地形や景観を集め、その成り立ちなどを解説している。河岸段丘などはよく知られているが、それでも鮮明な画像に引き寄せられる。長い年月をかけた火山や河川などのダイナミックな活動がこうした景観を作り出しているのだ。伊豆の大室山など、4千年も前に生まれたといっても「できたてのほやほや」なのだ。終章では関空の埋め立てで土砂がえぐられた更地にソーラーパネルが並ぶ。今は人為的に奇観が生まれているのである。

  • Shinjuro Ogino

    衛星画像を用いて、地球上の様々な地形や構造物の俯瞰図を紹介したもので、見ていて楽しい。驚いたものの1つが、岡山県の児島湾の干拓地。普通なら矩形に画される農地が平行四辺形で、その角度が53度。エッシャーのだまし絵かと思われる形で、上を飛ぶ飛行士は、空間識失調になるのではないか。 他にも室戸の海成段丘など、楽しい俯瞰図が素晴らしい。

  • kaz

    ブラタモリで登場しそうな話が満載。図書館の内容紹介は『まんじゅう型の島、アラベスク模様で蛇行する川、エッシャーの騙し絵のような干拓地…。個性あふれる日本・世界の様々な地形を、衛星画像と最新技術を組み合わせてつくり上げた3D地形図や各種の地図、航空写真で俯瞰する』。

レビューをもっと見る

(外部サイト)に移動します

Recommend Items