えほん遠野物語 でんでらの

京極夏彦

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784811324821
ISBN 10 : 481132482X
フォーマット
出版社
発行年月
2018年06月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
追加情報
:
27

内容詳細

デンデラ野のそばには、いつも死があるのだ。生と死、今と昔が交差する。はたこうしろう初のこわい絵本。岩手県遠野の人・佐々木喜善が故郷で見聞きした怪異の物語を、柳田国男が書きのこした名著『遠野物語』。京極夏彦による新たな語りと、未分化の闇をはらんだ絵が一体となり、初の本格絵本シリーズとして現代によみがえる!

【著者紹介】
柳田国男 : 1875年、兵庫県生まれ。1900年、東京帝国大学法科大学卒。農商務省に入り、法制局参事官、貴族院書記官長などを歴任。35年、民間伝承の会(のち日本民俗学会)を創始し、雑誌「民間伝承」を刊行、日本民俗学の基礎を確立。51年、文化勲章受章。62年、没

京極夏彦 : 1963年生まれ。北海道小樽市出身。世界妖怪協会、お化け友の会・代表代行。古典遊戯研究会紙舞会員。お化け大學校・水木しげる学部教授。1994年『姑獲鳥の夏』でデビュー。1996年『魍魎の匣』で日本推理作家協会賞長編部門、1997年『嗤う伊右衛門』で泉鏡花賞受賞。2000年桑沢賞受賞。2003年『覘き小平次』で山本周五郎賞受賞。2004年『後巷説百物語』で直木賞受賞。2011年『西巷説百物語』で柴田錬三郎賞受賞。2016年『遠野物語remix』『遠野物語拾遺retold』『えほん遠野物語』などの実績で遠野文化賞受賞

はたこうしろう : 1963年兵庫県生まれ。絵本作家、イラストレーター、デザイナーとして活躍(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • starbro さん

    京極夏彦の『えほん遠野物語シリーズ』を読み続けています。 第二期第四弾最終巻は、『でんでらの』、『でんでらの』も知らないけど何と思いながら読みました。絵はあまり怖くありませんが、『でんでらの』は、姥捨て山と死界との境目のような神秘的な場所でした。 https://www.choubunsha.com/special/tohno/ 第三期も期待しています。

  • アキ さん

    京極夏彦の「えほん遠野物語」第二期。絵:はたこうしろう。デンデラ野。六十歳を超えたら捨てられる。デンデラ野という墓に行く。そこから働きに出るのをハカダチ、そこへ戻るのをハカアガリと呼ぶ。十王堂の近くのお堂を守る役目の家の者は、村の中で死人が出るとわかるらしい。男なら、真夜中に馬を引き、山歌を歌ったり、馬の鳴輪の音がする。女なら、小声で歌を歌ったりすすり泣いたりする。夜中にデンデラ野を通る者があると「ああ、今日は誰々が死ぬぞ」と言う。その人は間もなく死ぬ。デンデラ野のそばにはいつも死があった。

  • ままこ さん

    デンデラ野に纏わる謂れが淡々とした口調で語られる。姥捨の習わしは聞いたことあったが初めて知った話も色々あった。子供と老人。生と死。現代と過去が重なり合う不思議な情景。はたさんの柔らかで透明感のある絵で表現される遠野。京極さんの文とも良くあっていた。彼岸花の咲く頃に読むのがおすすめ。儚く物寂しい余韻が残る絵本。

  • ふう さん

    はてしない野は、風さえ音もなく吹いているようで「とても寂しい」…。捨てられる方も捨てる方も、とても切ない…。そんな貧しさにたえながら、遠野の人々は生と死を愛しむ物語を生みだしてきたのですね。

  • ☆よいこ さん

    えほん遠野物語。60歳を越えた老人達は家を出され、デンデラ野に行く。デンデラ野のそばにはいつも死がある。デンデラ野にあるお堂を守る役目の家がある。堂守の家のものには、死人がでることがわかる。▽過去も現在も変わらない。

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人物・団体紹介

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京極夏彦

1963年北海道生まれ。1994年『姑獲鳥の夏』でデビュー。1996年、『魍魎の匣』(講談社ノベルス)にて第四九回日本推理作家協会賞長編部門を受賞。1997年、『嗤う伊右衛門』(中央公論社)にて第二五回泉鏡花文学賞を受賞。2003年、『覘き小平次』(中央公論新社)で第一六回山本周五郎賞を受賞。200

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