告白 文春文庫

井口俊英

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784167624019
ISBN 10 : 416762401X
フォーマット
出版社
発行年月
1999年05月
日本
追加情報
:
16cm,415p

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読書メーターレビュー

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  • TATA さん

    相当昔に読んだ。今、東芝についての本を読んでる中でコーポレートガバナンス関連でふと思い出した。「告白」なんていうタイトルだけど甘酸っぱさは皆無。寧ろ日々損失額が膨脹する胸の高鳴りが味わえる。大和銀行NY巨額損失事件発生は95年、思えば会社のリスク管理が言われるよりも相当前の出来事。企業のガバナンスが叫ばれて久しいがなかなかモノの本質は今なお変わらないようだ。

  • slowlifer さん

    著者達が取引の損失埋め合わせのため、簿外取引や顧客証券売却等に手を染めたのは事実。一方、売買業務と管理部門とを分離せず、不正チェックの機能が不十分な点は内部統制上、経営的な落ち度だと思う。しかし告白の後も本体は隠ぺい工作を続け、いよいよ表沙汰になった後も個人の犯罪として収束を図ろうとする姿勢を見ていると、一流上場企業でもコンプライアンスの優先度が低い時代だった?今はネット普及等もあり何でもガラス張り。国境を超えた事業展開が当たり前で会計基準も統一化される時代。性悪説に基づいた内部統制の強化が必要なのかも?

  • もくたつ(目標達成) さん

    話には聞いたことのあった大和銀行の巨額損失隠蔽事件についての、関係者の告白文。アメリカでの生活が長かったためか、著者は日本を一歩離れたところから見ている印象で、辛辣かつ的確な日本や大和銀行への毒舌に、ところどころ笑ってしまう。保釈申請却下の記事に、「PENNILESS(文無し)」と書かれて、自分と間違えて自分を騙した頭取の顔写真がでかでかと載った話など、アメリカンなジョークの言い方ににやにやしてしまった。著者のしたことは良いことではないけど、冷静で崖っ淵から逃げ出さない姿勢には読んでいて畏敬の念を覚えた。

  • ランフランコ さん

    この人凄い文才あるよ。なかなか読ませる。このような事件があったような無かったようなくらいの記憶しかないが、かなりの大事件だったようだ。株の取引や金融のテクニカルな部分は読んでいてもよく解らないが、著者は大和銀行の上層部に裏切られたことに非常に憤っている。会社の為にやった部分もあれば、会社の組織とかシステムが不備だったことも多分にあると思うが、あまり同情する気にはなれない。やっぱり井口さんが一番悪いんじゃないの?勝手に取引して巨額の穴空けたらダメだよ。そら生きた心地しないわな。さぞ苦しかったとは思うね。

  • hikarunoir さん

    日本の構造的欠陥に忠誠心を利用され、アメリカの法的欠陥の割を食う形で著者が問われた罪はともかく、短いながらも獄中描写は濃厚。

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人物・団体紹介

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井口俊英

元大和銀行ニューヨーク支店勤務。米国債取引の第一人者だった。1995年9月に、巨額損失事件の中心人物として、米司法当局により逮捕される。米国ジョージア州アトランタに妻と住む(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

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