西域をゆく 文春文庫

井上靖

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784167105662
ISBN 10 : 4167105667
フォーマット
出版社
発行年月
1998年05月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
追加情報
:
16cm,283p

ユーザーレビュー

総合評価

☆
☆
☆
☆
☆

0.0

★
★
★
★
★
 
0
★
★
★
★
☆
 
0
★
★
★
☆
☆
 
0
★
★
☆
☆
☆
 
0
★
☆
☆
☆
☆
 
0

読書メーターレビュー

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

powered by

  • レアル さん

    井上氏の旅行記、司馬氏との対談、そしてお二人に藤枝氏、樋口氏を加えた座談会が描かれている。テーマは表題にある「西域」。対談では司馬氏の『長安から北京へ』で書かれている中国訪問に同行した事もありこちらの訪問時の事やシルクロードやその北の騎馬民族ルートの話、日本のルーツ等や訪れた土地の歴史紀行などを熱く語り、行先のルートも分かり易く表示してくれている為理解しやすい。そして以前司馬氏の対談本を読んだ事もあるが、司馬氏の対談本と比べても分かり易い言葉を選んで書いてくれているのも有難い。西域を知る良い本だった。

  • 優希 さん

    濃密な対談集でした。シルクロードを旅したくなります。

  • 高橋 橘苑 さん

    「砂の女」と平行して読んでいたが、この本に出てくる西域の砂は開放的で、長年日本人の憧れの地でもあった。日本の様に温帯多雨で、山か海が自然と視界に入ってくる地域に住んでいると、果てしなく広がる空間と地平線はロマンを感じさせる何かがあるのだろう。また、一所に留まらず遊牧する民族や、エキゾチックな香りのする紅毛碧眼と呼ばれたイラン系の人達に、悠久の時間軸を遡ってきた様な、そんな詩情をかきたてられるのかもしれない。本書は1978年刊行。中国にまだ牧歌的な風情が残る頃の、西域を訪れた二人の対談がメインとなっている。

  • ロビン さん

    井上靖・司馬遼太郎による対談を主として、東洋史学者の藤枝晃、考古学者の樋口隆康も加えての座談会も含めた西域を巡る対談集。中国ものの作品をものした博学の両者による対談であるが、1970年代のシルクロード・ブームのなかで、中国政府の招聘によって両者が西域を見聞した時のこと、日本の西域研究の草分け的存在・大谷探検隊等日本と西域の関わりなどを中心とした内容となっており、あまりシルクロード最盛期の時代状況・背景についての勉強にはならない本であった。当時の中国の少数民族政策は今とは隔世の感があり、複雑な思いがした。

  • Tanaka9999 さん

    井上靖さんと司馬遼太郎さんが西域を訪問したのちの対談集。この本にもあるが少し前に陳舜臣さんが訪れている。たぶんその時の本が「シルクロードの旅」。この本が漢代から唐代を主に話題にしているのに対し、陳さんは清末以降の近代を主に話題にしていたと思う。中国人の陳さんと日本人との違いか。陳さんの本は当時の「解放された中国」にについても、好意的に紙幅をさいているのに対して、この本にはあまり書かれていない。中国人の陳さんとの違いか。対談集という形式もあるのだろうが。

レビューをもっと見る

(外部サイト)に移動します

人物・団体紹介

人物・団体ページへ

井上靖

1907(明治40)年、北海道生まれ。静岡県に育つ。京都帝国大学哲学科を卒業後、毎日新聞社に入社。50年「闘牛」で芥川賞を受賞し、51年に退社、作家生活に入る。58年『天平の甍』で芸術選奨文部大臣賞、60年『敦煌』『楼蘭』で毎日芸術賞、64年『風涛』で読売文学賞、69年『おろしや国酔夢譚』で日本文学

プロフィール詳細へ

文芸 に関連する商品情報

おすすめの商品