黄金の騎士団 下 講談社文庫

井上ひさし

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784062777339
ISBN 10 : 4062777339
フォーマット
出版社
発行年月
2014年01月
日本
追加情報
:
342p;15

内容詳細

小麦の先物取引で100億円を稼いだ孤児院の少年たちは、外国企業や政治家の魔手をどう打ち破るか。波瀾万丈のユーモア長篇

【著者紹介】
井上ひさし : 1934年、山形県川西町(旧小松町中小松)生まれ。上智大学フランス語学科卒業。放送作家としてNHK人形劇「ひょっこりひょうたん島」(共作)などで活躍を始める。’72年に『手鎖心中』で直木賞を受賞。’86年『腹鼓記』『不忠臣蔵』で吉川英治文学賞、’99年に菊池寛賞、2001年に朝日賞、’03年に毎日芸術賞をそれぞれ受賞したのを始め、数多くの賞を獲得している。’10年に75歳で永眠(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • ヴェネツィア さん

    井上ひさし氏が帰らぬ人となってしまったために、残念ながら未完。大団円の構想はできていたようだが、その通りだとすればやや不満も残る。そんなに何もかもがうまくいくハッピーエンドにしてしまうのは井上ひさしらしくないからだ。そもそも最初の構想自体に幾分無理があったことも事実。先物取引の額があまりにも大きすぎたし、敵もまた強大に過ぎる。これでは、荒唐無稽の域に入ってしまい、リアリティを失いかねない。もっとも、ベンポスタや咲花子供歌舞伎、「集金パーティ」劇など演劇的な夢を語るあたりはまさに井上ひさしらしいものだった。

  • ふう さん

    上巻の新人研修、孤児院の資金難、地上げ問題に続き、下巻では会社や土地の買収、政治家の暗躍など、子どもたちに次から次へと困難が襲いかかってきます。それでも、子どもたちが自分たちの力で生きていけるユートピアを作るために、子どもたちと応援団の大人たちが知恵を出し合うのですが、さてどうなる!というところで終わる未完の物語。そこから先の展開は読者の知恵と想像に任せられるのですが、難しすぎます。はじけてしまう夢なのか、実現可能な理想なのか…。でも、何があっても、子どもたちには次に進む明るさがあることを信じたいですね。

  • miu さん

    切なすぎる未完結。井上ひさし大先生もさぞ無念であったことでしょう。天才キッズと世界大財閥と政治家と。ドキドキワクワク。そして痛快。約10年前の作品とは思えないほど新しい。井上ひさしの頭のなかはどうなっていたのだろう。おもしろかった!

  • nyanlay さん

    ん〜、残念。未完だと判っていながら読んだけれど、ここまでラストが気になるとは…。パーティやら商品取引、土地取得、子ども達の未来とか気になる事ばかり。

  • punyupunyu さん

    ベンポスタという子供の国の存在に驚き、それが許容される世の中に温かさを感じました。物語は敵役の登場と相まってクライマックスを迎える直前に「未完」で終わってしまいます。ストーリーには少しご都合主義のような感じも受けましたが、子供たちにエールを送りながら読むことができたかな。

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人物・団体紹介

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井上ひさし

1934(昭和9)年11月16日‐2010(平成22)年4月9日、享年75。山形県出身。1972年『手鎖心中』で第67回直木賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

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