青葉繁れる 文春文庫

井上ひさし

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784167111267
ISBN 10 : 4167111268
フォーマット
出版社
発行年月
2008年01月
日本
追加情報
:
16cm,248p

内容詳細

「あげな女子と話ができたらなんぼええべねす」…東北一の名門校の落ちこぼれである稔、ユッヘ、デコ、ジャナリの四人組と、東京からの転校生、俊介がまき起こす珍事件の数々。戦後まもない頃、恋に悩み、権力に抗い、伸びやかに芽吹く高校生たちの青春を生き生きと描く。ユーモアと反骨精神に満ちた青春文学の傑作。

【著者紹介】
井上ひさし : 昭和9年(1934)、山形県生まれ。上智大学外国語学部フランス語科卒。浅草フランス座文芸部兼進行係などを経て、戯曲「日本人のへそ」、NHK人形劇「ひょっこりひょうたん島」などを手がける。47年「手鎖心中」で直木賞受賞、54年「しみじみ日本・乃木大将」「小林一茶」で紀伊國屋演劇賞、翌年読売文学賞戯曲賞を受賞。56年「吉里吉里人」で日本SF大賞、翌年読売文学賞小説賞を受賞。平成11年、菊池寛賞受賞。平成16年、文化功労者(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • 五右衛門 さん

    読了。初めての作家さんでした。題名通り青葉(地元で有名な高校生)繁れる(色んな意味で活躍)でしたね。女性に対しても好奇心しかなかったです。物語終盤に校長先生が教育委員会に対して話した内容で教育者たるものこうでなくてはって深く頷きました。が余程の覚悟と生徒への信頼がなければ出来ないですよね。この時代はあったのでしょうね。楽しめました。

  • ゆきちん さん

    昔(戦後?)の男子高校生もアホやった…という青春モノ。英語で劇やったりとか何やかんやあるけども、ほぼ全て女子のため。女体に興味を持って医学書みたりとかも。周りの大人も寛容でいい時代だったんだなーって感じ。そのあたり、いい話。ユーモア溢れてますが、ほぼ女子がらみです。全然成功しないけども。

  • ken_sakura さん

    良かった。東大生になって女子高生を押し倒す、朝の未来妄想で始まる男子高校青春小説。舞台は仙台一高三年六組。主な登場人物は主人公の稔、デコ、ユッヘ、ジャナリに東京からの転校生俊介の五人。近所の女子高の女の子達とお友達(押し倒したい)になりたい日々♪( ´▽`)数十年を隔てて、笑っちゃうほど自分の頃と変わらない。1ミリも進歩なし( ´ ▽ ` )ノ大人は?今の自分を申し訳なく思った。ラストのひろ子にチョロ松は居なかった。大過なく生きるのは大変だ。熟慮断行、そう思う。おもしろ本棚の先生に薦めて頂いた本、感謝

  • ふう さん

    舞台は仙台。戦後間もない頃の男子高校生たちの、素朴でむちゃくちゃな青春を描いた小説です。登場する高校生たちは今でいう『落ちこぼれ』諸君。勉強には全く競争心がなく、関心はもっぱら女性のことばかり。妄想が強すぎてあきれてしまいますが、それも純情の裏返しなのでしょうか。あきれながらも、ユーモラスな表現と人間への愛情に、時代のおおらかな雰囲気が感じられました。青春のバカ騒ぎのあとのほろ苦さ…。彼らの起こした問題の責任をとって辞めた校長、まっすぐ向き合ってくれた担任が教えてくれたものは重く大きいなと思いました。

  • ココ さん

    声を出して笑ってしまうほど、楽しい読書の時間となった。名門男子校の五人組。何処までも続く妄想場面から、少しずつ成長していく彼ら。時代なのか、生徒達への信頼を前提とする先生方が、人間臭くていい。こんな大人達に見守られた青春は、何処に行ったのか。

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人物・団体紹介

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井上ひさし

1934(昭和9)年11月16日‐2010(平成22)年4月9日、享年75。山形県出身。1972年『手鎖心中』で第67回直木賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

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