野球盲導犬チビの告白 実業之日本社文庫

井上ひさし

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784408556154
ISBN 10 : 4408556157
フォーマット
出版社
発行年月
2020年10月
日本
追加情報
:
480p;16

内容詳細

盲目の天才打者、横浜大洋ホエールズの田中一郎選手。盲導犬に先導され、“耳”で球種を捉える驚異の打法で、昭和54年度は本塁打56本、打率4割7分4厘を記録。とくに対巨人戦での活躍はめざましかった。壮大な「予告ホームラン」でも物議をかもす田中の謎につつまれた生い立ち、球界が狼狽える様を、一匹の“野球盲導犬”が語る、奇想に満ちた物語。

【著者紹介】
井上ひさし : 1934年、山形県生まれ。上智大学文学部卒業。浅草フランス座で文芸部進行係などを経て文筆業に入り、戯曲やテレビ脚本で数々の賞を受賞。著書に『手鎖心中』(直木三十五賞)、『吉里吉里人』(読売文学賞、日本SF大賞)、『腹鼓記』『不忠臣蔵』(吉川英治文学賞)、『シャンハイムーン』(谷崎潤一郎賞)、『東京セブンローズ』(菊池寛賞)、『太鼓たたいて笛ふいて』(毎日芸術賞、鶴屋南北戯曲賞)など多数。1984年に結成した劇団「こまつ座」の座付き作者として、自作の上演活動も行った。2004年、文化功労者に選ばれ、09年には日本芸術院賞恩賜賞を受賞した。2010年4月9日、逝去(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • そうたそ さん

    ★★★☆☆ 盲目の野球選手が盲導犬とともにプロ野球で活躍する話。現実離れしたような桁違いの記録を数多く叩き出すという荒唐無稽な話のようで、案外とデータに基づいた数字の上で書かれていたりするので、違和感のない絶妙なラインをついたストーリーが作られている。総じてアンチ巨人の人にとっては心がスカッとするような内容。そうでなかろうと、異色の野球小説として手に取る価値はあり。

  • Book Lover Mr.Garakuta さん

    図書館本:盲導犬の補助により野球を楽しむ本。こうもり傘の下りが面白いですね。★3くらいかな。

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人物・団体紹介

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井上ひさし

1934(昭和9)年11月16日‐2010(平成22)年4月9日、享年75。山形県出身。1972年『手鎖心中』で第67回直木賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

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