夢の痂

井上ひさし

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784087748352
ISBN 10 : 4087748359
フォーマット
発行年月
2007年01月
日本
追加情報
:
18cm,163p

内容詳細

敗戦まもない昭和22年、東北のとある旧家が、天皇の東北御巡幸の行在所に決まった。さあ大変。佐藤家は一同揃って猛特訓。戦争責任の所在という重いテーマを、笑いの中に綴る。東京裁判3部作の掉尾を飾る傑作。

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読書メーターレビュー

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  • ヴェネツィア さん

    全編にわたって軽妙で喜劇的なタッチに終始する。また、ミュージカル仕立てにもなっていて、これが劇に一層のスピード感と軽やかさとを与えている。しかし、その軽妙さの影には重大な作者の提案(ただし、済んでしまったことなので、本当はかくあるべきだったという)が、実にさりげなく籠められている。それは敗戦後、昭和天皇は退位して出家すべきだったのではないか、というものだ。しかも、東京裁判の結果には関わりなく、みずからの意志で。また、南朝の後裔を自認する熊沢天皇の話も出てくるなど、劇の細部にわたってもよく考えられている。

  • Takao さん

    「東京裁判三部作」があるとは知りませんでした。その第三部が本作。是非一度劇を観てみたい、そんな戯曲(?)でした。2006年に上演されたそうです。

  • チューリップ さん

    東京裁判三部作の3作目。2作目の夢の泪は舞台で観たのだけど、夢の痂はそれよりも喜劇的要素が強いなあと思った。

  • Masa さん

    「初日への手紙」を図書館に返したその日の書棚で開架されていました。こんな偶然というものがあるものです。東京裁判そのものは劇中出てきませんが、東京裁判の裁かなかったもの、そして今も日本人の心にささくれ立っているものを描き出していると思いました。「初日---」で悪戦苦闘する井上ひさしさんと演出、スタッフそして出演者の方々の奮闘の舞台が目に見えるようです。

  • mariko さん

    東京裁判三部作の3作目。 1作目夢の裂け目、2作目夢の泪。 他二つも読みましょう。

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人物・団体紹介

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井上ひさし

1934(昭和9)年11月16日‐2010(平成22)年4月9日、享年75。山形県出身。1972年『手鎖心中』で第67回直木賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

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