國語元年 新潮文庫

井上ひさし

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784101168357
ISBN 10 : 4101168350
フォーマット
出版社
発行年月
2017年12月
日本
追加情報
:
224p;16

内容詳細

「全国統一話し言葉」の制定を命じられた官吏・南郷清之輔は、妻、舅、使用人たちの放つ十もの方言が飛び交う中でひたすら途方に暮れていた。発音、人情、エゴイズム…。壁は次から次へと立ち塞がった。明治初期に方言の統一という超難問に翻弄される人々の姿を大爆笑のうちに描きながら言葉の本質、言語の生命力を高らかに宣言する傑作。幾度もの舞台化を経て今なお色褪せぬ伝説の戯曲。

【著者紹介】
井上ひさし : 1934‐2010。山形県生れ。上智大学文学部卒業。浅草フランス座で文芸部進行係を務めた後、「ひょっこりひょうたん島」の台本を共同執筆する。以後『道元の冒険』(岸田戯曲賞、芸術選奨新人賞)、『手鎖心中』(直木賞)、『吉里吉里人』(読売文学賞、日本SF大賞)、『不忠臣蔵』(吉川英治文学賞)、『シャンハイムーン』(谷崎潤一郎賞)、『東京セブンローズ』(菊池寛賞)、『太鼓たたいて笛ふいて』(毎日芸術賞、鶴屋南北戯曲賞)など戯曲、小説、エッセイ等に幅広く活躍した。2004(平成16)年に文化功労者、’09年には日本藝術院賞恩賜賞を受賞した。1984(昭和59)年に劇団「こまつ座」を結成し、座付き作者として自作の上演活動を行った(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • niisun さん

    維新後、自由な往来が許され、全国各地で醸成されてきた話し言葉が、一気に入り乱れることになり、特に人口の集積した東京では、日本人同士で会話が通じなかったという話は良く知られていますが、それを題材にした井上氏の戯曲。方言飛び交う舞台の脚本なので多少読み難さはありましたが、ちょっと読み慣れてくると興に乗ってするする進みました。私も高校まで埼玉で生活していて、当然、訛りのない標準語を操っていると思っていたのが、大学で変なイントネーションと語尾の癖を知ることになったくらいなので、当時の人達の大変さはいかばかりか…。

  • ドシル さん

    同作はドラマにもなったらしいが、この本は舞台版の戯曲。 小説と違い戯曲の読み込みは慣れない上、様々な方言のセリフばかりで大混乱(笑) 世は明治7年。明治維新後に様々な方言があり意思疎通が難しいから、日本語を全国統一する命を受けた清之輔を中心にあーだこーだする作品。 この方言が主役とも言える作品は舞台で、役者泣かせだと思うが舞台で見たらかなり楽しそう。 言語政策はいつの世も難しいものだなあ、、、。

  • マカロニ マカロン さん

    個人の感想です:B+。1985年にNHKでドラマ放送されたものを舞台化した戯曲。主人公の南郷清之輔には明治初期の文部官僚伊澤修二というモデルがいたとのこと。小学唱歌集を編纂したり日本語清音法を推進した人物。本戯曲では南郷家の奉公人は日本各地からの出身者でお国訛りで意思疎通を欠き、このままでは外国との戦争で「全国統一話し言葉がなくては、兵隊やんは突撃ひとつできんチューことになる」と危機感を抱く。日本全国のお国言葉が飛び交いユーモアたっぷりの台詞はとても面白い。舞台が私の勤務地近くの善国寺谷で親しみも湧いた。

  • agtk さん

    帰省帰りの新幹線の中で読了。面白くよめた。実際にも方言が標準語に移っていく時にはいろんな苦労があったんだろうな。TV版や舞台版があったようだが、それを観ると作品の良さがもっとよくわかるのかな。戯曲は慣れないとなかなか読みにくい。

  • michi さん

    祖母が貸してくれた本。 そうそう、日本は長い間クニに分かれて、今の方言どころじゃないお国言葉がそれぞれ使われてたんだね。そんな明治の時代に想いを馳せられるお話。戯曲はあまり読んだことなかったけど、読みやすかった。 言語統一を試みる役人とその周りの人々のやりとりがコミカルで面白かった。

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人物・団体紹介

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井上ひさし

1934年、山形県生まれ。上智大学文学部卒業。浅草フランス座で文芸部進行係などを経て文筆業に入り、戯曲やテレビ脚本で数々の賞を受賞。著書に『手鎖心中』(直木三十五賞)、『吉里吉里人』(読売文学賞、日本SF大賞)、『腹鼓記』『不忠臣蔵』(吉川英治文学賞)、『シャンハイムーン』(谷崎潤一郎賞)、『東京セ

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