最後の医者は桜を見上げて君を想う TO文庫

二宮敦人

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784864725378
ISBN 10 : 4864725373
フォーマット
出版社
発行年月
2016年11月
日本
追加情報
:
413p;15

内容詳細

余命を告げられたら、どうしますか?
対立する二人の医者と患者の最後の日々に涙が止まらない!

<あらすじ>
ある病院で二人の医師が対立していた。患者の死を肯定する死神・桐子と、患者の生に望みを賭ける福原。二人は対称的な方針で余命少ない重病人に挑む。
身重の妻を持つ会社員、念願の医学部に入学した女子大生、桐子と福原の友人の医者。三者三様に送る最期の時間、そして二人の医者が究極の選択に迫られる戦いの行方とは? 残された日々を通して描かれる愛、夢、友情、人生の光の数々。出版前から「泣けて仕方ない」と話題の医療ドラマ!

<著者プロフィール>
二宮敦人(にのみや・あつと)…1985 年東京都生まれ。一橋大学経済学部卒業。累計20 万部を突破した『!(ビックリマーク)』等、次々に新作を発表する注目の新世代作家。著書『18 禁日記』『最後の秘境 東京藝大: 天才たちのカオスな日常』『なくし物をお探しの方は二番線へ』『廃校の博物館 Dr,片倉の生物学入門』等。

【著者紹介】
二宮敦人 : 1985年東京都生まれ。一橋大学経済学部卒業(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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とにかく泣きました。お医者さんだからこそ...

投稿日:2021/07/02 (金)

とにかく泣きました。お医者さんだからこその命との葛藤が3つのシーンから描かれていて考えさせられました。

&#50864&#50976* さん | 愛知県 | 不明

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読書メーターレビュー

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

powered by

  • bunmei さん

    総合病院を舞台とした命の尊厳に関わる、医師と患者との心の葛藤を描いた作品。昔懐かしい『白い巨塔』や『振り向けば奴がいる』のような陽と陰の医師が対立するストーリーですが、人の死に対する重さが漂います。 患者の生を諦めない医師・死を選択する権利を主張する医師・両者の狭間で自分の医療に自信の持てない医師。それぞれの医師が、余命を宣告された患者との残された時間の中で、死か延命かの究極の選択の前に、患者自身にどんな決断を迫るのか…。 死への階段をどう生きるかを問いかける物語。ハンカチを用意してお読みください。

  • ソルティ さん

    福原の考えがやや極端すぎるのと周りが桐子を受け入れなさすぎる、ってのはあるけど、2人の対立と間に立つ音山、3人の同期の医者の物語はとても考えさせられ有意義な読書だった。確かにどの考えも間違ってない。ただ1つの考えだけでは上手くいかない。3人が力を合わせることが必要だった。お互いを認めていい医療体制を作って欲しかった。でもやっぱり死に近いなら良質に生きることを選択した方がいいと思える。「「(略)病気で死んでいく人にしてあげられることって、普段私たちが想像しているよりもずっと⋯⋯」(略)「何も、ないんだよ」」

  • 桜咲 さん

    図書館本。心身ともに疲れていて、生まれて初めて読まずに返却しようかと思ったけど、ちょっだけと読み始めたら、止まらなくなった。 登場人物が主役も端役も皆さん魅力的で愛すべきキャラクターで。医療的な知識も得られ、死に方、生き方について改めて考える機会をもらった。読んで良かった。

  • おかむー さん

    表紙の雰囲気と「死を勧める桐子(キリコ)という医者」の時点でキャラクター小説と思ったがしっかりとした医療ドラマでしたよ。『たいへんよくできました』。冷徹に残された生のために死を勧める桐子。治療を諦めず奇跡を起こすことに情熱を燃やす福原。両極なふたりの間で命に向かい合うことに悩む音山。三人の医師が対する三つの死の先に生まれる希望とは…。序盤ではどっちつかずの調整役だった音山が主人公だとわかる中盤から俄然物語に引きつけられる展開が秀逸。「生きること」と「延命すること」の意味を考えさせられる。オススメです。

  • Renka☆* さん

    最近よく読んでいる二宮さんの本。 医療系も書いていることに衝撃… 三つの短、中編小説だが、登場人物は基本変わりませんでした。 どの話でも途中涙が出そうになってしまった…

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