基本情報
内容詳細
私たちがいつか行く道を、少しさきに歩いて行った人。彼らの苦悩、絶望、悲しみ、怒り…そして慰め、勇気と希望。在宅ホスピスの現場には、これらを凝縮した時が流れています。本書は、二人の在宅医が、これまで見送った人の闘病生活を振り返り、病いが進行していった過程をたどり、彼らの最後の願いに思いを馳せ語り合った記録であり、かけがえのない「いのちの教科書」です。
目次 : 高度先進医療に翻弄されて/ 病院から在宅へ移る過程で/ 在宅を始めて当惑する人々/ 家族の力/ 最期のときに向き合う勇気、そして希望/ 高齢者の死、ギフト/ 若い死と残された者の救い/ この世を超えて
【著者紹介】
二ノ坂保喜 : 1977年、長崎大学医学部卒業。同年6月、長崎大学病院第1外科入局。1979年、大阪府立病院救急部勤務をはじめ、(医法)池友会下関カマチ病院、福西会川浪病院など勤務ののち、1997年、にのさかクリニック開設。2014年、第3回日本医師会赤ひげ大賞受賞。「日本ホスピス在宅ケア研究会」理事、「バングラデシュと手をつなぐ会」代表。「バイオエシックスと看護を考える会」の開催などの他、多数の社会活動に取り組む
後藤勝彌 : 1967年、九州大学医学部卒業。社会医療法人大田記念病院名誉院長(広島県福山市)。2012年、にのさかクリニック非常勤医師を勤め現在に至る。第3回世界脳血管内治療学会副会長(1995年、京都)。第15回日本脳神経血管内治療学会会長(1999年、福岡)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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